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【バトンリレー】徳山の居酒屋で、感性の合いすぎる観光ガイドブックに出会ったエピソード。

ツキシマでーす。

note を始めたばっかりであんまり界隈に詳しくないんですが、先日、なんだか怪しいチェーンメール?みたいなのが回ってきて、これはやばい!ついに変な勧誘が!と思ったんですが、ちゃんとした企画っぽいので書いてみます!(なんだか失礼)

元はこれなのかな。↓↓

ということで、どうやらもうすぐ締め切りっぽいので、バトンはここで終わりね。もう書いちゃダメよ。


「さほどメジャーではない場所」に観光に行くのが好き。

別にメジャーな場所が嫌いってわけでもないんですが、昔から、ちょっとメジャーからずらした場所に旅行に行って新しい発見をすることが好きです。

例えば、長崎に行ったらハウステンボス以外を回るとか、兵庫県に行ったら姫路とか神戸じゃなくて赤穂坂越に行くとか、浜松に行ったら浜名湖じゃなくて佐鳴湖を一周するとか、瀬戸内の島に行くとなったら直島じゃなくて犬島とか。

事前情報が0に近い状態で知らない場所に行くのは、発見がたくさんあって楽しいですよ。

全然メジャーじゃない古墳の頂上に登るのが好き。(入野古墳)


そもそも一般的な旅行ガイドブックって、カロリーがすごくて胸焼けするので読まない。

大体の旅行の本って、表紙に「京都!!!」とか赤文字の白縁取りでデカデカと書いてあって、「食べ物!」「温泉!」「観光!」「いちご狩り!」みたいな原色に近い赤とか黄色だらけの表紙に「これでもか!」と詰め込んだ情報が迫ってきて、表紙を見てるだけでも胸焼け・胃もたれ感がしてきます。

特にこういう本に載ってるメジャーなスポットって、なぜかあんまり惹かれないんですよね。

メジャーじゃないスポットの素晴らしいオブジェが好き。


そんな胸焼けしがちな人が、出張先で出会った旅行ガイド本が面白い。

8年ほど前に仕事で山口県の下松に出張に行った時に、夜は徳山駅前の居酒屋で飲んでおりました。同い年の店員さんに、この辺で観光して面白いところってないですか?って聞いてみたところ、「この本、面白い情報乗ってるよ!」って言って取り出してきた本が d design travel でした。


d design travel のコンセプト:ロングライフデザインの観点で地域文化を紹介する。

上の表紙を見ても分かるように、胸焼け文字もなくて落ち着いたデザインなのですが、こんなコンセプトで書いているそうな。

2ヶ月間暮らすように現地を旅して、本当に感動したものだけを「ロングライフデザイン」の視点で、本音で紹介しています。

d design travel Yamaguchi

内容も「ザ・観光地!」みたいなのを紹介するのではなく、その地域に普通に長くある建物や文化プロダクトデザイン地域の取り組みキーパーソンなんかも紹介しているガイドブックです。

とても面白かったので徳山の居酒屋でガッツリ読み込んでしまって、帰ってきてからも「東京」とか「愛知」とか、観光用じゃなくて住んでたところだったり、ビジネスでしか行かない地域の本まで買ってしまうほどファンになりました。

歩いててうっかりメジャーな城に着いた時。


「自分が知らない地方に、知られざるストーリーを持っている人がいて、それ自体が面白い。」ということに気づく。

多分、私がマイナーな土地への観光を好きな理由って、私にとって全く未知の発見があるということが一番大きいんですが、それはその地域の、かなり浅い表面部分しか見ていない上での発見です。

この本は実際に(擬似的に)住んでみての発見なので、もっともっと深い部分まで書かれていて、それが観光ガイドとしてだけでなく純粋に読み物としても面白いんですよね。例えば今まで、単に古いだけの居酒屋や喫茶店やビジネスホテルと思っていたような所であっても、「面白がる」という観点を持って深い所を見ていくとそこには「ちゃんと面白い」ストーリーが現在進行系であって、それを知ること自体が楽しいという観点に気付かされました。

もしかしたら私が今、何も知らない町に住んでみてコーヒー屋をしてることも、若干の影響を受けてるのかもしれないですね。

マイナーだけど素敵なモニュメントで、タイトルも何を言ってるか分からないやつがいい。


まとめ:おもしろいから、みんなも読んでみるといいよ。

徳山の居酒屋のおかげで面白い本に出会えただけではなく、新しい観点を身につけることができたような気がする、というエピソードでした。

その時は本に載ってた大津島に行って、とてもいい観光をしてきました。

知る人ぞ知る大津島。

うちのコーヒー屋にも何冊か置いてあるので見てみてね。

d design travel 高知


後日談

コーヒー屋に d design travel の本を置いておいたら、うちの団地のオーナーさんがそれを見て、

「この本を書いてるナガオカさん、ちょっと前にそこら辺でばったり会ったよ。」

知り合いかい!
一番ビックリだわ!


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