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ブロックの話ばかり聞かれるコーヒー屋では、誰もコーヒーの話なんかしない。
ツキシマでーす。
あんまり物を増やしたくないのでおもちゃのブロックでコーヒー屋を作りましたが、お客さんからブロック関連でよく聞かれる質問があります。コーヒーの産地とか風味とかドリップの仕方とか、誰もそんな話はしません。
ということでブロックの説明が楽になりそうなことは note に書いておくことにします!
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質問1:設計図もないのにどうやって作ってるの?
回答1:小さいのは適当に行き当たりばったりで作れちゃいますが、大きいのとか複雑なのは事前に模型を作ったり CAD で試作をしてから作ってます。
こんなシンプルなのは適当に作れば数分でできちゃいますね。
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シンプルなのは適当でいいんですが、大きいものは少しだけ間違ったとしても作り直すだけでも結構な労力になっちゃいます。大きいものは、まず小さい模型を作ってから始めるほうが最終的に早く完成します。
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もしくは事前に CAD を使うのがオススメです。昔は LeoCAD とか LDD (Lego Digital Designer) っていうのがありましたが、今だと BrickLink の Studio がいいですね。
例えばイベント用の壁を作りたかったら、ちゃんと倒れないように CAD で設計して、
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うまくできそうだったら実際に作ってみます。
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鉄壁作成動画
質問2:壁とか天井にもブロックがあるけど、どうやってくっついてるの?
コーヒー屋のレジカウンターの裏とか天井の配管とか、いろんなところにブロックがくっついてるので不思議がられます。
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回答2:ちょうどいいサイズのネオジム磁石でくっついてます。
今ちょっとだけ話題のネオジム磁石ですが、LEGO にピッタリ合うものがあります。直径5(mm) x 高さ1.5(mm) の丸いやつがピッタリです。
※ 子供の誤飲が話題になってるので、子供に触らせないようにしてね。
こんな感じで、テーブルにでも磁石を置いて LEGO を押し付けます。
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磁石は1つだけでもいいんですが、2つ以上つけるとなかなか強力な磁石になるので、いろんなものを挟んでも大丈夫です。
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これは私が見つけたんじゃなく、LEGO Technic 界では有名な五十川さんの2011年のブログが発祥だと思います。
まとめ:磁石は便利だし、CAD は意外に面白いので使ってみたらいいよ。
磁石が便利なのは言うまでもないですが、CAD は進化していて試作にはもってこいなので、パソコンを持ってる人は使ってみたらいいですよ。
ちなみにうちのコーヒー屋のロゴを高解像度で作ろうとしたら、レアな白パーツを中心に22102個のブロックが必要、みたいなことも CAD で分かったりします。
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