アメリカのファストフードの5ドルミールセット競争
アメリカに住んでいるので、ニュースやSNSのフィードにはインフレ、円安、アメリカの物価高に関する情報を目にすることが多い。
しばらく、「こんなに高い!」というフレーズをずっと聞き続けてきたわけだが、ここにきて「これは安い!」という、デフレ時代に育ってきた日本人としては、久々に耳に馴染んだフレーズが出てくるようになった。
原材料費、人件費等の高騰によって、以前からアメリカの外食は割高だったけれど、ここ数年、ファストフードですら手が届かなくなってきてしまっている。
昔はマックのセットでも、8ドルぐらいで買えたと思うのだが、今では二桁の11ドルぐらいになってしまい、現在の円レートで換算するのに拒否反応が出てきてしまう。
だって、マックなのに、ファストフードなのに、なんでこんな高いの!?
日本育ちの私はもちろん、アメリカ人たちもやはり同じように思ったようで、外食産業は深刻な客離れに陥ってしまった。
今年になって倒産してしまったレストランチェーンもあったし、倒産までいかなくても大幅な店舗削減がされているケースもある。
パンデミックはとっくに収束したというのに、戻ってこない客足への対策として、いろいろなファストフードチェーンがお得なセットの販売を開始した。
先月下旬から、大本命のマックが5ドルミールセットの販売を開始した。
各社のお得セットは、マックのようにたいてい5ドルの価格設定が多いので、これらを総称して5ドルセットと呼ばせてもらいたい。
というわけで、これから数回にわけて、アメリカのファストフードチェーンの5ドルセットを紹介させていただこうと思うので、よろしかったらお読みください m(- -)m