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アメリカの断酒会

カフェイン依存症について、こちらに書かせてもらった。

依存症といえば、薬物、アルコール、ギャンブル、セックスあたりがメジャーどころとは思うが、こうした依存症は医師にかかったり、病院で治療を受けるなど、何らかの対応がされる。

その一環として、同じ依存症に悩む人が集まるサポートグループへの参加というのがあり、アルコール依存症対象の断酒会が、一番有名だと思う。

アメリカの映画やドラマが好きな人なら、断酒会のシーンを何度か見かけたことはあるのではないだろうか。

実際、リアルな世界でも断酒会は身近に存在していて、アルコール依存症、まで行ってないにしても、昔の同僚が妊娠を希望しているので、これを機会に断酒会に参加した、なんていうのをFacebookに投稿していたりした。

まるでこのnoteのバッチのように、一定期間断酒会に参加し続けると、例えば禁酒期間3か月目などの節目に達すると、記念のメダルがもらえたりもする。

実は、私もこの断酒会に2回ほど参加したことがある。

かなり吞んだくれていた時期も近い過去にあったが、断酒会に行ったのはその時ではなく、看護学校時代だった。

精神科看護の実習の一環として、断酒会に参加してレポートを提出する、というのがあって、私は准看学校、正看学校の両方に行って、精神看護をそれぞれ受講したので、2回とも断酒会に行くことになったのだ。

略してAA(Alcoholics Anonymous)と呼ばれる協会が開く、断酒会はそれこそ全米の至る所、至る日程で開催されていて、ネットなどで、日時や会場を調べることができる。

会場はたいてい、教会や病院の会議室などで開かれることが多い。

参加に予約は必要はないし、自分がアルコール依存症であることを証明する必要もないので、基本的に誰でも参加できるということになる。

そういうわけなので、映画「ファイトクラブ」の冒頭で、主人公がありとあらゆるサポートグループのミーティングに、癒しを求めて参加するというのがあって、(癌にかかったことなんてないのに、睾丸癌のサバイバーグループに参加してたりする)ああ、やろうと思えば実際できるんだな、と思ったものだった。

会場には、参加者の分の椅子が置かれ、コーヒーや,ちょっとしたお菓子が置いてあって、自由にとっていいことになっている。

進行役の人がミーティングをすすめ、あらかじめ発言する人が決まっている場合があったり、手を挙げて発言したい人が発言したり。

それを参加者が、じっくり話をきくという、のが大体の流れだ。

約1時間ぐらいで終わって、ガチで参加している人はミーティングの後、グループに登録して、メンターを紹介されるようだ。

それだけ依存症が蔓延している、ということなのだろうが、こうして思い立ったらすぐに、自分が参加したいと思うサポートグループのミーティングに
参加できるのはいいな、と思った。

EminemのこのPVは、サポートグループのミーティングに参加しているという設定なのだけど、実際の雰囲気をよく表していると思う。
彼はリアルに痛み止め薬依存症だったので、AAではなく、NA(Narcotic Anonymous)ということなのだろうが。


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