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アメリカのエアコン
日本でも熱波襲来とのことだが、北米西海岸でも今週、厳しい暑さとなっている。
今、滞在しているバンクーバーは、湿度も低く、普段は気温もそこまで上がらないので、たいていは、夏にエアコンを使わなくても過ごせるものなのだが、近年の異常気象で30度ぐらいまで上がってしまうこともあり、やばいことになっている。
今週がまさにそんな感じで、今のところ小さな扇風機一つでやり過ごせてはいるが、夏はまだ続くし、これ以上暑くなってしまったらどうしようか、と悩むところではある。
部屋にエアコンが備え付けられてない場合、窓にはめ込め式か、ポータブル式のエアコンを買うことになる。
(日本式のエアコンもあるが、高額で、古いアパートだと室外機を置く場所がないので設置できない)
窓にはめ込み式の方がコンパクトで、どこでも売っているが、相当重いので、女一人で設置できるものではない。
ポータブル式は、ポータブルとは名ばかりで、一人暮らし用の冷蔵庫ぐらいの幅と重さがあるので、部屋が狭くて、ものが多いような場合は、置き場所がないことになってしまう場合も。
ニューヨークに住んでいた時も、安くて古いアパートには、エアコンはついていないことがほとんだった。
冬に寒くなる印象が強いニューヨークだが、夏も西海岸よりも湿度はあるし、真夏日になる日もそれなりに多い。
私も、猛暑の夏にエアコンのない部屋に住んでいたことがあって、今となってはよくやっていけたな、と思う。
どうしていたかというと、出かける時も窓を全開にしていて、これは激安アパートだったけれど、治安のよいエリアだったからこそ、できたことだった。
その上で、大きめの扇風機2台を、やはり外出時も回しっぱなしにしておく。
帰宅したら、限りなく水風呂に近いぬるめのシャワーと、お風呂に入る。
それでも暑い場合、冷蔵庫で冷やしてある冷水を、扇風機の風に向かって霧吹くということをしていた。
これは、やり過ぎると床が濡れてしまうことになるのだが、かなりの清涼感を味わうことができた。
そんな原始的な手段で、なんとか熱中症にもならずにやり過ごせたのはよかったけれど、気象がこれだけ変化してしまっているのだから、エアコンは決して贅沢品ではないと思う。
お年寄りや体の弱い人たちには、命にも関わることだから、設置に何らかの補助が必要なんじゃないかと思うところだ。