見出し画像

なめた旅行好きと、ハイキング好きとトイレ

旅が好きであることは間違いないし、トレイルを歩くのはここ数年、自分にとってはまたとない楽しみとなっている。

だが、趣味は?ときかれて、「旅をするのと、ハイキングです」というのに、ちょっと躊躇してしまう。

というのは、旅にしても、ハイキングにしても、ガチで趣味とされている人たちに比べてたら、とても、そう言えるほどの内容ではないな、という気がしてならないからだ。

まず旅だが、普通よりはいろいろな所へ行ってはいると思う。

これまで行ったのは、北米各地、アイスランド、バルト三国、イタリア、北欧、トルコ、イスラエル、オーストラリア、ジャマイカ、バリ島、台湾など。

しかし、いわゆる「旅好き」の人たちから比べたら、バラエティも数も乏しい。

北米に20年近く在住なのに、いまだに中南米未踏破、という体たらくだ。
ヨーロッパも、なぜか英仏独というメジャー国をいまだに訪れていない。
アジアに至っては、インドネシアとトランジットで寄った台湾だけしか行ってない。

何より、インド、中国という「人生観が変わる」という、ディープな2か国に行ってない身分で、果たして「旅好き」を名乗っていいのか…という引け目が常にあるのだ。

まだ行ってない、というだけだったらいいのだが、必要に迫られることがない限り、この2国にはそもそも行こうとも思ってない、という点が失格という気がしてならない。

そして、ハイキングに関してだが、私が行っている・行きたい, ハイキングは全て日帰りで行けるところで、服も普段着とスニーカーで行けるというところに限られている。

こんな公園の散歩となんらかわらない程度のことしかしてないのに、「ハイキングが好きです」というのは、ちゃんとトレッキングシューズを履いて、キャンプ用品を装備しているようなガチ勢の方と比べて、おこがましいことこの上ない気がする。

この、私の旅行好きとハイキング好きの2つには、とある共通点があることに気付いた。

私にとって、どうしても外せない条件として、まともな水洗トイレが使えなければならない、というのがあるのだ。

インド・中国では、トイレに関して様々な困難があると聞いている。

ガチなハイキングだと、何時間もトイレが使えないということになり、トイレ近い星人の私としては、大きな障害となる。

旅もハイキングもこんなに好きなのに、トイレでこんなに制約されているとは…

いいなと思ったら応援しよう!