2000年問題
ここ数日に起こった大規模な世界的システム障害を受けて、SNSで、おそらく私と同世代の人からのポストで、「2000年問題」について触れていたものがあった。
昔のコンピューターは西暦を下2桁で認識していて、(1989年を89年、というように)、1999年から2000年への年越しの際に、2000年が、1900年に認識されてしまうかもしれず、そこから引き起こされる様々な障害が、懸念されていたのであった。
結局は、今回起こったようなメジャーな障害はほとんどなかったのだけれど、まさかに備えて山小屋に食糧を備蓄してひきこもる人たちもいたり、
Microsoftの社員たちは、大晦日に泊まり込みで、不測の事態について備えたとのことらしかった。
それまでもノストラダムスの大予言や、2000年問題の後にもマヤ歴の終末などのタイミングで、世界の終わり的なことが囁かれて、シェルターに避難する人たちもいたが、この2000年問題の場合は、ちゃんと科学的根拠がある話なので、IT専門家だけではなく、一般人も結構心配していたように思えた。
今回の障害では、電気や水道などのインフラには影響は出てないのは幸いだったが、飛行機の欠航で大事な用事を逃してしまった人もいるだろうし、病院のシステムも一部ダウンしているとのことだから、命に係わることも十分ありうるわけだ。
ここにきて初めて耳にしたのだが、2038年問題という、2000年問題よりもさらに深刻で、やっかいなIT障害を起こす可能性のある、潜在的なコードの問題があるらしいのだ。
2038年だったら、何もなかったらまだ生きている可能性は高いわけで、やりきれない気持ちになった。
それを言うなら、南海トラフ、来年の夏に何かが起こるかもしれない説、など心配事はキリはないわけだが…
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