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色好みの果ては怪しき者にとまる

私は、都合の良い女なのだろうか

そう思い悩んでから早2年。
何をうじうじ悩んでいたのだろうか。


彼は私を暇な時にだけ欲し、そうではない時は一切連絡をよこさない。
こちらから連絡を取れば、忙しいとこちら発信の連絡は拒否する。
こんな男、こちらから願い下げだと一度心に決めるも結局タイミングの良い時に耳障りの良い言葉を囁いてくる。
私が近寄ると、彼は逃げる。
私が逃げると彼は近づいてくる。
その繰り返し。
その間に彼は幾度となく女を作り、何度も失望させてくれる。


私も変わる時が来た。
素敵な男性に出会い恋をした。
もうこの関係もおしまい。
そう告げると彼は焦ったように連絡を寄こしてくる。
私しかいないなどとほざく始末。
この2年間私に何をしてきたか忘れたのか。
不誠実な男はこれだから困る。
私はもう都合の良い女では無い。
そうやって一生遊んでいれば良い。


私は素敵な人と結婚し、幸せな家庭を築いている。
あの男は、どうやらくだらない女に捕まり破産寸前と風の噂で聞いた。

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