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星空案内|赤い月とガーネットスター

9月7日(土)、星の館にて。

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朝焼けと夕焼け。
空の色は何色だと思う?

時系列に色の変化を眺めるのは楽しい。
赤、紅、茜、ピンク色。
青から藍へ、藍から漆黒の闇へ。

光が大気の厚い層を通る時、
層の長さによって光の一部が大気中の塵に吸収されます。虹を思い浮かべてください。
その一つ一つが消えてゆく。
最後に残る色は赤。

わたしたちは、残された赤い色を沈む夕陽、昇る朝陽の色として感じているという訳です。


今宵、三日月、四日月。
西に大きく傾いた赤い月を楽しんでいただきました。

普段見ている月とは違う色に驚くみなさんの声は、

ウワー!」 

イイ反応ですね👍✨

あぁ、そうか…
この色は特別な色なんですね🥰

三日月は足早に沈んでゆきます。
我が子を見送るかのように、みなさん残念そうに沈む月を見送っていました。
三日月はどこか魅力的でわたしたちの心を静かに揺さぶる力があるのかもしれません。



薄明はくめいが終わると、空が少しずつ賑やかになってきました。

今夜のメインミッションはガーネット・スター。
ケフェウス座に位置するこの星、名前が示す通り赤い星です。
由来は赤い宝石、ガーネットから。

雲一つない星空を見上げると赤い星はたくさんあります。
この時期見える赤い星といえば、
南の空にさそり座のアンタレス、西の空にはうしかい座のアルクトゥールス(アークトゥルス)があります。これらの星は明るいので見つけやすい星です。
ガーネットスターは?と言えばちょっと暗いんです。

4等星。
街明かりのある場所では、おそらく肉眼では見つけることが難しそうです。


望遠鏡に導入したガーネットスターを見ていただくと、
「キレイー!」という声をたくさん耳にします。

男性は「おぉ…」とか「あぁ!」、女性は「キレイー✨✨」、「美しいですね」といった感じで楽しんでくれます。

「赤い星」と書きましたが、人によっては「オレンジ色」に見えることが多い星。
ちょっと難しい話になりますが、スペクトル型という分類では赤っぽい色に属する星となります。

まぁ、色はなんでもイイんですよ😆
そんな色の星があるんだーとか、綺麗ーとか、そう思っていただければ嬉しいんです。楽しめたらそれでイイんです。


今夜の来館者は星空に熱心な親子連れな方がいらっしゃって、いろんな疑問に応えるべく、持てる知識や情報をお伝えしました。
なんだか楽しかったなぁ☺️
先生ってこんな気分なんだろうな。
先生ではないんだけれど楽しかった。


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まもなく土星が見頃を迎えます。
21:00南東の空を見上げると明るく輝く星(惑星)が一つ。
それが土星です。

今年は土星の輪っか🪐が消失する年です(一瞬ですが)。
星の館が土星を案内するのは今月20日から。

その日、私は土星の案内係を任されるのでしょうか?☺️

ちなみに数ヶ月は土星を楽しめますので、逃げたりしません。
さらに冬が近づいてくると木星と火星が冬の夜空を彩ります。
楽しみですね✨



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