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魔法

どうにもこうにも風邪の症状が穏やかでない。

この一週間、おウチで引きこもり生活が続いている。
とは言え、生活必需品を得るには外出せざるを得ない。
昨日、体の具合を確かめるため外出してみた。


■スーパーへ自転車チャリチャリ
 →悪寒がする😨

■水汲み(約10ℓ x 二往復)
 →頭痛がする🤕

■イ○ンで水購入(2ℓ x 6本)
 →鼻水 can’t stop

出典:体の具合を確かめるミッション


気持ちスッキリ、気分も晴れるだろうと思い体を動かしてみたものの裏目に出てしまった。

つまりだ。
風邪は治っていない。


🤒


11月の始めに相棒kumakumaが「喉が痛いよー」と言っていた。
健康優良児のkumakumaが体調を崩すことは珍しい。
その頃、私の体はピンピンしていたが、時間の経過とともに体に異変が起き始めていた。
喉の痛みに止まらない咳。
後追いで頭痛までやってきた。

どうやら風邪をひいてしまった模様。
そのかたわらで kumakuma は回復しつつあった。


🤒


「うつしたら治るもんねー😆」

でしょうねー!!
陽気に笑う kumakuma.
病に伏した私の前で声高らかに勝利宣言を行った。
そして歓喜の舞を踊り始めた。


踊るkumakuma


昔から風邪は「うつせば治る」と聞かされてきた。
しかし、どうやってうつすのか?
そのすべを私は知らない。
kumakumaは知っているのだろう。

その魔法、いつ唱えた?

🤒


そもそも私は、自ら風邪をひくということはない。
決まって誰かにうつされるのである。
それも悪玉菌マシマシ超特盛丼ばりな風邪を、である。
ヤツラ、人にうつせば治ると思いやがって。
ちっきしょー!(ゴホゴホ)


いや待てよ…

もしかして…

もしかすると…

私は
疫病に苦しむ民衆の病を自らの身体へと取り込み
彼らを治癒するために天より遣われし者・・・

もしかして
私は救世主?

出典:Positive Thinkingより


いや、そんなはずはない。
良きストーリーではないかと思いついたがファンタジーすぎる。
こんな時に if とか タラレバ など通用しないのだ。

「早よ治れ」と心の中で手を合わせる🙏


神よ
そこに愛はあるんか?

仏よ
そこに慈しみはあるんか?


🤒


数日後
体調が良くなった気がした。
このまま回復へ向かうか!?と思った矢先、kumakumaに異変が起きていた。

kumakumaは言った。

「また喉が痛くなってきたー」
「リバースされたー」
「うつされたー」

出典:kumakumaの小言集より

どうやら私へのアテツケらしい。

私が風邪をkumakumaにうつしたと仮定しよう。
その風邪はもともとお主のものだったはずだ。


倍返しばいがえしじゃー!

前述した通り、私の体調は回復へ向かっていた。
そこで思いついたのだ。
kumakuma に報告せねばと!
そして kumakuma の前でダンスを披露した。
そう、歓喜の舞を!


踊る月のしずく


その夜
どういうわけか気力、体力、時の運までもが落ち込んだ。
頭が痛い、鼻水が止まらない。


神様
私、なにかしたんでしょうか・・・

仏様
私、徳が足らないんでしょうか・・・



Cure our colds with your magic.まほう で かぜ を なおして

出典:華麗なる魔法大辞典より


■月のしずく本日の体調スペック
 発熱:なし(36.2℃)
 喉 :痛みなし
 頭痛:あり
 せき:出る
 気力:10 / 100
 体力: 5 / 100
 運 : 0 / 100


🌺🍃この記事は「騙り部(カタリベ)」活動に参加しています。



※挿絵は「いらすとや」より拝借しました
※カバー画像は、やゆようこ様より拝借しました。


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