自己紹介
月の西とわこ という名前で、ひとに会う仕事をしています。
自称、人文科学系タロット・リーダー。
大学では、西欧美術史を学んでいました。
今でも、歴史や美術関連の書籍を読むのが好きです。
「月の西」という言葉は、
画家カイ・ニールセンが挿絵を描いた
北欧の童話集「太陽の東、月の西」からの拝借ですが、
はるかな遠いところを思わせる言葉で
気に入っています。
数あるタロットカードの中で
中世風の絵柄が際立つマルセイユ・タロットカードを使っており、
それは、個人の内面世界を意識化するためのツールであって
占いというより、
心理療法に近い問題解決の手法ととらえています。
タロットカードは、
目で見て、意味を考える「視覚言語」であり、
それを読むことを「リーディング (reading)」、
それを読む者を「リーダー (tarot reader)」
と呼ぶのでした。
わたしたちの内面世界は、
普段「意識」している領域の他に、
広大な「無意識」の領域があると聞きます。
この隠された無意識の領域から取り出された情報が
自分を知り行動するための指標となりえます。
カードを読むことは、
そのひとだけの「物語を読む」ことです。
誰でも、友人の相談に乗ることがあるでしょう。
すぐには答えが見つからない問いであっても、
タロットカードを使うと答えが出てくる、
しかも、思いがけないような答えが出てくる、
そんな時があります。
そして、
導き出された答えに目が覚めるような思いを
味わうことさえあるのでした。
たったひとりのひととの会話の中にも、
人生について深く考えさせる物語があるものです。
そこから得た気づきを書き留めておけば、
いつか、どこかで、
誰かのためになるかも知れないし、
感性の似た方に
共感を持って読んでもらえるかも知れない、
そういう思いを抱いて、
書いていくことにします。