善いカード悪いカード
タロットの中には、見るとドッキリするような絵柄のカードがあります。「占い」に来てみた方にすれば、こういうカードが出ると何か不吉なことが起きる前兆ではないか、と、気になるかも知れませんね。
カードを読む側にしても、経験が浅いうちは、ひじょうに読みにくく感じる場合が少なくないだろうと思われます。
けれども、マルセイユタロットでは、カード自体に「善い」「悪い」はないと考えられています。この点が重要でして、これを良く理解しないとものごとを「いい」「悪い」で判断してしまうことに陥ってしまいます。
また、写真の下段に移っている二枚のカードについては、ライダー・ウェイト版と比較すると、解釈自体がずいぶん異なっています。(それについては、後日まとめたいと考えています。)
人間の心というのは不思議なもので、あるイメージを目にした時に、それを「善い」ものと反応するか、「悪い」ものと反応するか、「まったく興味を引かない」か、ひとによって分かれます。そのような反応は、イメージが、そのひとのどんな記憶と結びついているかに大きく依存しています。
過敏に反応してしまうイメージを目にした時、どうしてこのように感じるのだろう? と、少し自分を離れた位置から見てみるようにすると、それが何かしらの記憶や知識とつながっていることが分かると思われます。
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