短文3

中国茶は種類によっていれるお湯の温度を変えると良い、と教わった。緑茶など発酵度の低いものは60-70度、プーアルや紅茶など発酵度の高い物は100度でいれるのが一般的らしい。
ほほーなるほどと思い、我が家にある東方美人で試してみる。比較的発酵度が高いので90度前後で1分間抽出すると蜜の様な甘い香りの飴色のお茶ができた。いつもと比べるとどっしりとしたまろやかな味だ。
今までお茶は沸騰したお湯でなきゃと思って来たが、温度や抽出時間を測ってみると全然違う味わいを楽しめる。日々実験する新しい趣味になるかも知れない。

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茨城にある”メヒコ”というレストランに行った。カニを使ったピラフやクリームコロッケがメインメニューであり、何よりもレストラン内でフラミンゴを飼っていることで有名な店だ。カニ料理とフラミンゴでなぜメヒコ(Mexico)なんだろうか。
店内の中心には大きな池がありフラミンゴが20匹ほどが暮らしている。じっとしている奴もいれば餌箱に頭ごと突っ込んでいる奴もいる、片足立ちで眠っている奴等々がいて、ずっと見てても飽きないなんて赤ちゃん以来だなぁと思ったりして目が釘付けになった。
しかし周りを見渡すと、茨城県民の方々はフラミンゴなぞ見向きもせずカニピラフを食べている。なんならフラミンゴから遠い席でご飯を楽しむ一家もいる。カニピラフとフラミンゴを天秤にかけたとき、珍しさでいえばダントツにフラミンゴの勝ちなのに、どうしてしまったんだろう。「中国ではマンゴーは街路樹として育っているから高級ではない」みたいなことなのだろうか。
ともあれ他には無い不思議な空間”メヒコ”。カニ料理とフラミンゴでなぜメヒコ(Mexico)なんだろうか。

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