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いぼ痔闘病記〜Vtuberがいぼ痔手術を受ける話・在宅勤務編〜

(この記事は無料で最後までお読みいただける投げ銭方式の記事です)

注意事項

この記事は医師の監修を受けたものではありません。個人の経験を記したものです。ただし、この記事は医療機関への受診を勧める意図で投稿しています。

この記事は扱う題材のため、汚い話やセンシティブな情報が含まれます。苦手な方は読むのをやめてください。

この記事には普段書かない月乃まゆの人間界でのお仕事の話が少しだけ出てきます。話の本筋とは関係ありませんが、気にされる方は読むのをやめてください。


死に至らない病

前回はこちら。

これまでのあらすじ:前回の記事で無事切れ痔になり在宅勤務で再発した月乃まゆ。
果たしてそのお尻はどうなるのか―——!

在宅勤務で切れ痔が再発したものの、月乃まゆはまだまだそれを甘く考えていた。

しばらくすれば治るし、それほど痛いものでもない。
血が出るのは少しびっくりするけど、原因もわかってるし基本的に死ぬような病気でもない。

そう、死ぬような病気でもない。
この言葉を支えにしてこの病気は悪化していくが、このときの月乃まゆはまだそれを知らない…

かくして切れ痔が再発しては治ってを繰り返す日々が始まる。

世は緊急事態宣言が発令され、文字通り人が街から消えた。
とても「運動不足解消にちょっとお散歩♪」などという空気ではなかった。

少なくとも1回目はそうであった。
twitterには人のいないスクランブル交差点の写真がアップされ、ニュースでは東京都内の新規感染者数が100人を超えたと伝えていた。

(注:当時は新型コロナワクチンも無く、対処療法しか有効な治療法がなかった。その対処療法についてもケーススタディが足りず、手探り状態であった。また、PCR検査を受けたくても受けられない状況となっており、新規感染者数100人超でも十分ショッキングなニュースであった)

そんな状況下である。
いくらお尻がちょっと痛くてもちょっと運動しに外に出るべきではない。
痔では死なないが、新型コロナは下手したら死ぬぞ、と。

ある意味それは運動しないことへの免罪符になっていった。
緊急事態宣言が解除され発令され解除され…をいくつか繰り返したあともその免罪符の魅力は強かった。

何はともあれ、一度やらなくていい理由を見つけたら人間はそれをいつまでも大切にするもので。

運動不足→切れ痔→自然治癒→運動不足→切れ痔→自然治癒→…というメビウスの輪から抜け出せなくなってしまう。

ただ、切れ痔であればまだよかったものの…。

痔の種類の話をしよう

急ですが、痔というものはいくつか種類があるようで。
切れ痔は文字通りお尻の穴が切れて血が出るやつです。痛い。血がちょっと出る。
いぼ痔は切れ痔と違ってお尻の穴の中にいぼができるやつです。あんまり痛くない。血がたくさん出てると悪化してる。
私も痔素人なので詳しくはボラギノールのHPを見てください。

で、話を戻すと痔の症状が切れ痔からいぼ痔のものに変わっていきました。
そんなことも知らずに「また切れ痔か☆」と思いながらスルーしていた月乃まゆは後で痛い目を見ることとなる。

ゲルクッションは切れ痔を救えるか?

それはさておきもう一つ痔を悪化させたであろうものを紹介する。

ゲルクッションだ。
現在取り扱い停止中なので誤って買う人もいないだろうからリンクも載せる。

月乃まゆは痔持ちであると同時に腰痛持ちである。そちらも運動不足から来るものだが一旦そこはノータッチで。

で、腰痛持ちの月乃まゆはゲルクッションという素敵な響きのスーパー効果ありそうなクッションを見つけ嬉々として購入・利用を始める。
ゲルクッションが流行り始めちょっと前だ。

使い始めると、なんとも言えないクッション性だった。
ゲル素材による微妙な弾力性とハニカム構造により予想以上に主張する反発性は文字通り脆弱な月乃まゆのお尻と腰を痛めつけるには十分であった。

たまたま買ったゲルクッションがいけなかったのかはわからない。
ただ個人的にはおすすめしない。

痔 VS お薬 + 回復力

そんなこんなでしばらく時は経ち、切れ痔からいぼ痔へと季節が移り変わった頃。
前と症状がちょっとちがうことに気づき始める。

明らかに治りが悪い。
切れ痔の頃は2、3日もすれば治ってしばらく問題なかった。
今は出血しない日の方が多い。
おまけに違和感が残る。

これは…?

異変に気づき始める。
困ったときのgoogle先生。先生はご丁寧にボラギノールのHPを教えてくれた。先ほどのHPだ。

素人なので詳しい判定はできなかったが、どうやらいぼ痔っぽいらしい。

たしかにHPに書いてあることに思い当たる節がある。
いやいやでも切れ痔かもしれない、きっとそうだ。切れ痔ならまだ大丈夫だ(何も大丈夫ではない)。

と右往左往しつつ、とりあえず薬局に向かった。
下手に薬の名前を出すと薬機法違反となるので出さないが、とりあえず塗れたり注入したりできるものを買った。

しばらくはそれで様子を見ることとしたが、治ったと思ったら再発するを繰り返していた。つまり治っていないということだ。

これはよろしくないと思い、google先生にもう一度尋ねる。
するとどうやら最近飲み薬でいぼ痔を小さくするものが市販で出たらしい。
即効性はないものの内側から治すというそれっぽい謳い文句のものだ。

さっそく薬局に向かい薬を買う。
前の薬に比べたらちょっとだけお高いが治るなら安いもの。

こちらの薬はちょっと変わっていて、舌の下に錠剤を入れて服用する。
粘膜から吸収するのが肝と思われる。

普通に出勤していればちょっと服用しづらいが、在宅勤務なら急に話しかけられることもないので服用しやすい。
まあ在宅勤務でなかったらいぼ痔にならなかったんだが。

そんなこんなでその薬を服用してみたところ、効く。
たしかに効く!

時間はかかるものの確実に出血の頻度は減り、症状も治まる。

これは勝てる…!
勝利を確信した月乃まゆはこうつぶやく。

やったか…!?


いぼ痔闘病記〜Vtuberがいぼ痔手術を受ける話・肛門科受診備編〜

に続く。


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