いぼ痔闘病記〜Vtuberがいぼ痔手術を受ける話・大腸内視鏡検査編〜
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注意事項
恐怖!大腸内視鏡検査
前回はこちら。
医師「いぼ痔の手術を受けるにあたり事前に検査だけこちらでしておきましょう」
月乃「はい、お願いします」
医師「別室で説明受けてくださいね」
ということで待合室で待っていると、看護師さんに呼ばれた。
気さくで優しい看護師さんだったのでコミュ症で知らない人は基本的に敵と思っている月乃まゆはすぐ心を許してしまったが―——
看護師「はい、じゃあ大腸内視鏡検査なんですけどね、」
月乃「大腸内視鏡検査…?」
看護師「はい、大腸内視鏡検査です。先生説明しませんでした?」
―——していた。たしかに。
月乃「はい、大腸内視鏡検査ですね。はい、聞いてます、はい」
看護師「で、大腸内視鏡検査前日から準備する必要があるの」
月乃「前日から!?」
看護師「はい。前日に検査食というものを食べてもらいます。2種類あるからどちらか選んで」
そう言って差し出されたのは栄養ドリンクの1ダース箱くらいの箱2つ。
片方は昼食がビスコ・ゼリー飲料になっていて携行性に考慮されたもの。
もう片方は昼食もガッツリ食べられるもの。と言ってもおかゆだが。
ポケモンで言うと最初のポケモンを選ぶようなシチュエーションだが「キミに決めた!」などと言う勇気は無いので昼食がビスコの方を指差してお願いした。
なおどちらもみんな大好きグリコ製なのでどちらを選んでも味に難はないと思われる。
ちなみに何故かAmazonでも買える。
こちらは間食を合わせて4食になっているが、実際に出されたのはエニマクリンPOという3食のものだった。
看護師「はい、じゃあ検査食はこっちね。前日はこの検査食を食べてください。ちなみに検査食は保険適用外です」
月乃「はい、月乃まゆは前日はこれを食べます」
看護師「で、前日夜に下剤を飲みます。で、検査当日も下剤を飲みます」
月乃「はい、月乃まゆは下剤を飲みます」
そんな感じのもう少し、いやもっと詳しい説明を受けた。
検査の前に鎮静剤を点滴するとのことであまり苦痛はないとのことで安心した。
検査日を調整して予約し、その日は帰宅。
検査食と下剤一式が入ったビニール袋はそれなりに重かったが、いぼ痔から解放される道筋を確実に歩み始めた実感がそれを軽くした。
ちなみに大腸内視鏡検査中にもしポリープを発見した場合は小さければ取ることもできるとのことだったが、1週間ほど遠出はNGとのこと。
ちょうど運悪く旅行の予定と重なっており、私の場合はポリープがあってもとりあえず放置することとした。
みなさんが検査を受ける際はその点も考慮してほしい。
大腸内視鏡検査前夜
時は流れて。と言っても半月後くらい。
いよいよ明日は大腸内視鏡検査。
わくわくはしないしドキドキもしないがちょっぴりそわそわしていた。
なにしろ大腸内視鏡検査だ。
あのカメラつきの管が体内に入るのだ。
一大事なのだ。
そうは言っても予約したのは自分なので仕方ない。
大人しく検査食を食べる。
まずは朝食。
鶏と卵の雑炊となっております。
こう言っては失礼だが、普通に美味しい。
検査食といえど、さすがグリコ。
雑炊なので物足りなさはあるものの、味もしっかりしていて美味しくいただけた。
続きまして、昼食。
ビスコとゼリーミールでございます。
ビスコは市販のビスコそのまま。ゼリーミールはかわいいくまのイラストがついているが中身はよくあるゼリー飲料のようだった。
もちろんどちらも美味しい。
どちらも持ち歩きしやすい食べ物なので出勤する人でも大丈夫だろう。
続いて夕食。
おかゆと煮込みハンバーグ。
ここに来てハンバーグ食べれますよ!
いいんですか!?こんな肉肉しいもの!
もちろんおいしくいただきました。
どれもおいしうございました。
さて明日も検査なので寝ますか、と行きたいところですがどっこい。
下剤を、飲みます。
この袋に入っている粉薬を水でよく溶かして、赤い錠剤と一切にいただきます。
twitterではグレープフルーツジュースと言っていますが、あとから考えるとポカリスウェットのような味でした。意外とおいしい。
ちなみに下剤と言ってもすぐにお腹を下すわけではなく、翌日まで時間をかけて下す時間差攻撃みたいな感じです。
というわけでお腹下したら寝れなくなりそうなので前日は早々に就寝。
がんばれ、明日の私。
検査当日。
その日はあいにくの雨だったが天気はどうでもよくて。
検査に備えてお休みを取った。
わざわざお休みを取ったのは検査こわいという理由ではなく。
プロデューサーさん!追い下剤ですよ、追い下剤!!
というわけで下剤を追加して追い込んでいきます。
この粉薬が入ったウォータータンクみたいなものに水を入れてシャカシャカ振り溶かす。
あとは10分おきに200ml、コップ1杯ずつ飲んでいきます。
キッチンタイマーがあると便利。
ここまで来るとさすがに仕事をする余裕がない。
10分おきに飲まないとだし、もちろんトイレも行かないとだし。
でも不思議とお腹は痛くない。謎い。
というわけで検査当日は休みを取ることをおすすめします。
ちなみにトイレには頻繁に行くことになるものの徐々に出なくなります。
もう大腸は空っぽです。
空っぽだから検査ができるというわけです。
ヤムチャのポーズで受けましょう
いよいよ検査の準備が整った。
あとは検査を受けるのみ。
半月ぶりくらいに肛門科を訪れた。
受付を済ませると検査着と紙パンツを渡され、更衣室で着替えを済ませる。
ちなみに紙パンツには片方に穴が空いている。
もちろんお尻の方に穴がくるように履く。
お間違いないように。
そんなこんなで着替えを済ませて待合室で待機していると、検査室に呼ばれた。
軽い問診とポリープは取らないことを確認し、レッツ検査!
まずは検査台(ベッド)に横向きに寝る。
そしてお尻を突き出して膝をお腹に寄せる感じにする。
イメージしづらい人はヤムチャの死亡シーンを思い出してほしい。
あれをもう少し身体を起こした感じだ。
もちろん当日医師や看護師から指示があるのでそれに従ってほしい。
ヤムチャのポーズを取ると、点滴を入れる。鎮静剤だ。
これによって検査時の苦痛が軽減される。
いよいよ準備が整ったので検査開始だ。
あのやる気が無さそうだった医師がちょっとうれしそうなのは気づかなかったことにする。
大腸内視鏡検査なので、お尻から内視鏡を入れて大腸を観察するわけだが。
内視鏡を入れるときに若干の違和感があるものの、鎮静剤のおかげか検査中は全然痛くない。
ありがとう鎮静剤!!
鎮静剤が入っているので少しボーっとするものの意識はあり、医師が途中で内視鏡カメラの映像を見せてくれた。
「あ〜、そういえば胃カメラの映像をアップしてた大手Vtuberさんがいたな〜」と思っていると。
医師「ここ、ちょっとポリープがありますね」
月乃「へ〜(鎮静剤でボンヤリしている」
医師「おそらく過形成ポリープっていう問題ないものなので写真だけ撮ってスルーしますね」
月乃「はい〜」
そんなこんなで何ヶ所か写真を撮り、内視鏡を抜いて検査は終了。
医師の腕がいいのかびっくりするくらい苦痛はなかった。一番痛かったのは点滴の針を刺すときくらい。
検査後も鎮静剤が残っているので30分ほどベッドで休み、鎮静剤が抜けたところで着替えを済ます。
そしてしばらく待っていると診察室に呼ばれた。
検査の結果は異常なし。つまり出血の原意は痔なので晴れて手術を受けられることに。
晴れて手術を受けられるという表現もおかしな感じだが。
というわけで手術を行う病院への紹介状を書いてもらい、その日は終了。
ちなみに大腸内視鏡検査の費用は保険適用6,000円しないほど(注:検査内容や病院によって異なる可能性もあるので詳しくは病院に問い合わせほしい)。
ちょっと痛い出費ではあるものの、痔の手術を受けるためと思って目をつむろう。おまけに大腸ポリープの発見もできるし。
かくして紹介状という名のいぼ痔手術の切符を手に入れた月乃まゆ。
果たして無事手術を受けることはできるのか―——
ちなみに血液検査もしておりコレステロール高すぎという指摘を受けました。
それはそれ、これはこれ。
次回、
いぼ痔闘病記〜Vtuberがいぼ痔手術を受ける話・入院編〜
に続く。
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