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いぼ痔闘病記〜Vtuberがいぼ痔手術を受ける話・肛門科受診備編〜

(この記事は無料で最後までお読みいただける投げ銭方式の記事です)

注意事項

この記事は医師の監修を受けたものではありません。個人の経験を記したものです。ただし、この記事は医療機関への受診を勧める意図で投稿しています。

この記事は扱う題材のため、汚い話やセンシティブな情報が含まれます。苦手な方は読むのをやめてください。

この記事には普段書かない月乃まゆの人間界でのお仕事の話が少しだけ出てきます。話の本筋とは関係ありませんが、気にされる方は読むのをやめてください。


慢心、ダメ、絶対

前回はこちら。

これまでのあらすじ:前回の記事で在宅勤務による運動不足と合わないクッションによるコンボで無事切れ痔をいぼ痔に昇格させた月乃まゆ。
いい感じの飲み薬と出会ったがその結末は―——

もう散々汚い話をしたので無礼講ということで話をしますが、ゴ○ブリっているじゃないですか。
あれって1匹いたら他にも×匹いるってよく言いますよね。

要は見かけた1匹だけじゃなくて根こそぎ退治しないとダメなんですよ。
全部。
まっさらに。

どういうことかというと。

前回記事抜粋:
これは勝てる…!
勝利を確信した月乃まゆはこうつぶやく。

やったか…!?

ここで慢心してはダメです。艦これの飛龍さんや赤城さんも言っています。

そう、市販の飲み薬で一瞬治ったと思っても、いぼ痔なんかは文字通り隠れてるだけですぐ再発します。

で、ここでこれを読んでいるみなさんに教訓を一つお伝えします。

市販の飲み薬を飲んでも再発するようであれば、それはその薬で根こそぎ解決できるレベルではありません。悪化する前に病院に行きましょう。

悪化する前であれば手術しないで済むかも知れませんし、手術するにしても日帰りで済むかもしれません。

とにかく重要なのは悪化する前に受診することです。

前に「死ぬような病気でもない」と書きました。たしかに痔で死ぬ確率は低いと思います。

怖いのは痔ではなく、血便に気づけないことです。
血便が出ても「なんだまた痔か」とスルーしてると大きな病気を見逃すことになります。
それはとても怖いことです。

と、ここまで読んでも「いやでも痔って診てもらうの恥ずかしいし…」と思うかもしれません。

わかる。
私もそうだったので。

そこであなたの背中を押す(?)もう一つの情報を。
実はとても怖いことはもう一つあります。

悪化すると、長時間座るのが苦痛になります。

いや、座れるには座れます。
ただし、いつもお尻から血が出たまま。

車や電車に乗ってお出かけもできます。
ただし、いつもお尻から血が出たまま。

いつも椅子が汚れないか気にしながら外出することになります。
お店で席に座るときも気をつかうようになります。

正直、つらいです。
外出が億劫になって運動不足になり、さらに痔が悪化する悪循環にもなります。

ナプキンやおむつをすることで椅子の汚れを回避することもできますが、根本的な解決策ではありません。

私も市販の内服薬で騙し騙しやってきていましたが、出先で悪化し…ということがあり決心した身です。

そもそも日本人の3人に1人は痔らしいので、ポピュラーな病気です。
症状が出る場所が場所なので恥ずかしく感じるだけです。
みんなでカミングアウトしていけばそのうち恥ずかしくなくなるはずです。
むしろそれを狙って私もこの記事を書いています。

とはいえ何科に行けばいいの?という方はこのHPを見てみてください。肛門科が近所にあればそこにしましょう。

男性の医師に診てもらうことに抵抗がある女性の方は、女性の医師を探して受診することもできます。調べてみましょう。

で、痔にお悩みな方の受診を促したところでこの一連の記事の目的は半分以上達成した訳ですが。

じゃあ実際受診してどうなったの?ということで。


決断!いぼ痔手術

時は遡り20XX年某日———
月乃まゆは肛門科を探していた。

いや、そうではない。肛門科が近所にあることはずいぶん前に調べて知っていた。

ただ、受診するのが恥ずかしい。

その一心で受診を避けてきただけだ。
でも、流石に出先で出血して他人に迷惑をかかるわけにはいかない。
ましてや最近は出かけるにもお尻のコンディションを気にする日々だった。

こんな生活いつまで続けるつもり…?

ええい、もう人に笑われようがどうでもいい!
これは立派な病気だ!
笑うなら笑え…!!

そう1人で脳内で呟きながら静かに肛門科のHPから初診予約を取り付けた。
(私はコミュ症でうるさいのが嫌いなので基本的に無言で静かです)


ついに待ちに待った肛門科初診日。
いや待ちに待ってはいないが。

受付で予約した旨を伝え初心票を記入する。
コミュ症が高じてなんとなく行きづらくなった病院があると別の病院に変えてしまう身としては初心票の記入は慣れたものである。
みなさんは慣れない方がいいですよ。

初心票を提出し、しばらくすると名前を呼ばれて診察室へ。

事前の口コミのチェックによると医師が少々冷たいとのことだったが、単に愛想とやる気のないような淡々とした話し方をする人だった。
また開業医なだけあり腕はいいようだった。

初心票に書いた内容を再度聞かれ、ベッドで触診を受けた。
やはりお尻を触られたが、そこが患部なのだからそりゃそうじゃ。

そこでやはりいぼ痔の診断を受けた。

医師はやる気のない声で「これ手術した方がいいですね〜」「ずっと出血してるのも身体によくないですしね〜」「どうしますか〜?」と言う。もう少しやる気を出して欲しい。

月乃まゆ「お願いします。ちなみに日帰りでできますか?」
医師「日帰りでもできますけど、やる内容は同じだから日帰りだと楽ってわけでもないですよ」

え、そうなの!?日帰りでできると勝手に思い込んでいた。

医師「しかもお尻の深いところなんでちゃんと入院した方が辛くないんじゃないかな〜」
月乃「わ、わかりました…入院で大丈夫です」

まあ入院といっても2、3日だろう。一応聞いておこう。

月乃「ちなみに入院ってどれくらいの長さですか?」
医師「う〜ん、1週間かからないくらいかな」

おぉ、けっこうガッツリ…

医師「ちなみにうちだと入院施設無いので他の病院を紹介しますね」
月乃「はい…(え、ここじゃないのか…」
医師「あと入院先の病院を紹介する前にここで検査だけ一通りしていった方が後々楽だと思うんですが、どうしますか?」
月乃「もうどうとでもしてください…(はい、お願いします」
医師「じゃあ検査の説明だけ別室で受けてくださいね」
月乃「はい…」

というわけでなんだか流されるように1週間の入院が決まった月乃まゆだが、この時はまだ知らなかった。
どんな検査が待ち受けているかを―――。


いぼ痔闘病記〜Vtuberがいぼ痔手術を受ける話・大腸内視鏡検査編〜

に続く。




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