HP OMEN 35L (AMD) というパソコンを買いました
ごきげんよう。
月乃です。
先日、Windowsのデスクトップパソコンを買いました。
HPさまのOMENというシリーズの35Lというモデルです。
今回はこの購入したパソコンについての記事を書いていきます。
パソコンのレビュー記事という物は世に溢れてはおりますが、高画素機を扱うフォトグラファーの視点も含めたゲーミングPCのレビュー記事をそこまで多く見なかったので、本記事は「高画素機のカメラで撮影したデータ編集用パソコンのスペックはどの程度必要なのか」と思っている方々への参考にもなれば…という意図も含めて書いてみましたので、参考になれば幸いです。
ほとんどがOMENに関する事ですが、ソフトウェアに関する使用感も書いたので、何かしら参考になる様に書きたいと思います。
長いので、今回は目次付きです。
購入したモデルについて
繰り返しになりますが、今回はHPさまの「OMEN 35L」というモデルを購入いたしました。
今回購入したパソコンのスペック
ブラックフライデーセールとクーポンを用いることで、約28.5万円という価格でこのモデルを購入いたしました。
ゲーミングPCには珍しく、Wi-Fi / Bluetoothが搭載されているモデルです。
初期状態はゲーミングPCらしく七色にピカピカと光っておりましたが、数時間も堪能したら飽きてしまって単色の常時発光をする様に設定しちゃいました。
ゲーム用途ならCPUにはRyzen7 7800X3D以上の物が搭載されたモデルを選んだ方がより用途に適していると思うのですが、今回は予算との兼ね合いも考えまして、こちらのCPUが搭載された物を選びました。
GPUに関してもかなり悩みまして、WQHDのモニターを使った際に高リフレッシュレートになる様にしたく、それが実現出来そうなRTX4070 Ti Superが載った物を選びました。
購入前は一つ下のグレードであるRTX4070 SUPERが搭載されたモデルにするかで悩みましたが、差額が2万円程度であった事からこちらのモデルを選択いたしました。
PC内部のエアフローや静音性も良好です。
排熱された空気に手で触れてみたら冷たかったので、そこまで内部は高温になっていないという事ですね。
(負荷をかけたらちゃんと熱風になりました。笑)
パフォーマンスを確認する
それでは、実際に計測されたパフォーマンス値はどうだろう?と思いました。
プリインストールされた管理ソフトでパフォーマンスが見れるので、早速確認してみました。
アイドル時のCPU温度は51~57度、GPU温度は40度未満でした。
スクリーンショット2枚目において、やけにRAM使用率が高いのは画像処理系のソフトウェアを起動して放置していたからなのですが、よく見ると27GBも使ってます。
RAM16GBのゲーミングPCを買わなくてよかった…というか、画像編集をするならRAMは32GB必要だという事がわかりました。
CPU使用率に関してはアイドル時は6~8%でした。
負荷をたくさんかけた時にどの程度上昇するのかは、今後使っていく過程で様子を見ていきます。
OMENの管理ソフトではファンの回転数やLEDの色もソフトウェア上で一括で管理でき、これが非常に便利だと思いました。
重いゲームをやる前はファンの回転数をパフォーマンス向けに設定してPC本体を冷やす事に重点を置き、逆にこういうブログを執筆する時は静音モードで起動させる様な使い方にしようと思いました。
RAMのRGBパターンはBIOSからじゃないと変更できないのでは…?という謎の先入観がありましたので、この点には驚きました。
再起動せずに気軽に色を変えて楽しめそうです。
あとパソコンに詳しい方に怒られてしまいそうですが、パソコンの中にアクスタを入れてみました。
(レンズにはCPLフィルターを使ったので、ガラスやアクリルへ不要な物は写っていません)
ガラスケース越しに好きなキャラクターを置き、ライティングされた状態で見られるのも現代のゲーミングデスクトップパソコンの楽しみ方の一つだと感じました。
スペック差を確認する
購入マシンのスペックについてはかなり時間をかけて調べていたのですが、その時にCPUとGPUのそれぞれのスペックの比較結果が見れるサイトを使いまして、今まで使っていたパソコン(2018年頃に買ったMacBookPro)とのスペック差も保存していたので上げておきます。
(参考・画像キャプチャ元サイト:technical cityさま)
CPU
GPU
CPU・GPU共に大きな性能差がある事を示しています。
ネットワーク性能(Wi-Fiの速度)を確認する
このパソコンはWi-Fi搭載機であるということで、せっかくなのでWi-Fiの速度も計測してみました。
「ゲーミングPCに搭載されている無線機能って使えるの?」と思われる方もいると思いますので、一応この部分にも触れてみます。
必要十分な速度が検出されました。
ルーターはTP-LinkさんのArcher AX73Vです。
ほぼこの家で出せるであろう最高速度が出ました。
実家のネット環境より良質になりました。
こちらも先日のブラックフライデーセールで8,000円くらいで買った物です。
各ソフトウェアの使用感について
いつも使っているソフトウェアを起動して使ってみました。
他がスペック云々ばかりの話なので、ここには実際に使ってみた感想を書いてみました。
Adobe Lightroom / 劇的改善、1億画素のデータ編集も余裕
まずはLightroom。
今まで(MacBookPro)よりも、かなり快適に作業できる様になりました。
GFX100Sで撮影したデータを選択しているだけでモッサリしていたのですが、新マシンではすぐに選択される様になりました。
あと今まではマスクの数が5個以上になった時から重たくなり始めまして、パラメータがお写真に反応されるまでに数秒~数十秒のラグがありましたが、こちらも改善して即時反映される様になりました。
試しに102MPのRAWデータを編集してみました。
15マスク程度ならサクサク動いてくれます。
マスク範囲の自動検出の速度も爆速です。
全部オブジェクトマスクで、ブラシマスクや円形マスクや輝度マスクにしたら体感上の違いが出るかもしれません。
(ブラシマスクが一番重いと感じている)
ご依頼が多かった時などはパソコン起因で仕事にならない時がありましたが、劇的に改善されて嬉しい限りです。
Adobe Photoshop / 劇的改善、Lightroom連携も◎
お次はPhotoshop。
上にアップしたお写真の元となるデータには余計な物が混ざっています。
それを除去したり誤魔化したりするためにPhotoshopを利用しているのですが、こちらもかなりサクサク動いてくれています。
以前はLightroomからPhotoshopへ連携するお写真の枚数が多くなるとパソコン自体がとても重くなってクラッシュ等が頻発していたのですが、今のところ重くなる気配はありませんでした。
これはかなり嬉しいです。
ゲーム / 遊ぶだけ( = 競技じゃない)なら必要十分
NieR:Automata
試しにNieR:Automataという3DCGを使ったゲームをやってみたところ
WQHD解像度
グラフィック最高設定
fps上限解除するMODを導入
という状態でプレイしてみましたが、130-150fps程度出ました。
概ね予測通りの結果です。
草や水の数、または敵や発射された弾や動きなど含めたオブジェクトの数によってリフレッシュレートの数値はかなり変わります。
画像の状態だとビルの手前なので152.3fps出ていますが、これがもう少し複雑な背景の場所に行くと30fpsくらい落ちます。
でもSwitch版やPS4版よりもぬるぬる~っとしたリフレッシュレート+最高画質設定でプレイできていますので、ゲーム性能面にもかなり満足しています。
あとリフレッシュレートとは関係ありませんが、グラフィック最高設定による水の表現や物体の表面の描写は発売から7年経った今でも美しいと感じました。
すごい開発技術力です。
(余談)モニターも買いました
EIZOのカラーマネージメントモニターしか持っていなく、ゲーム用途に特化したモニターを持っていなかったので、WQHD解像度で180Hz出るモニターも一緒に買いました。
白いROGのモニター、前から欲しかったんです。
ROG Strix XG27ACS-W
こちらはブラックフライデーセールで37,000円。
机に合わせて、今回は白いモニターを買いました。
発色も描画も綺麗で、WQHD解像度モニターとしては申し分ありません。
動作不良みたいな現象もありません。
リフレッシュレートも180Hzと必要十分な性能で満足しております。
手持ちのCS2731とまではいきませんが、3万円台のモニターとして考えたらとんでもない性能です。
まとめ
今回のまとめです。
こんなところでしょうか。
最近フルサイズセンサーのカメラでも6,000万画素以上の機種が多くなってきたので、それに伴って編集するパソコンのスペックにも気を配らなくてはならない時代になってきました。
この記事がどの程度役に立つかはわかりませんが、そんなカメラユーザーの方々へ、何かの参考になれば幸いです。
おしまい。