見出し画像

【自己紹介】5年前、どん底にいました。

あとにも先にも、こんなにも人を恨み、
自分の人生を呪ったことはこのとき以外ありません。

5年前の今頃、街がクリスマスで賑わい出す肌寒い季節、
夫の不倫が発覚しました。


当時わたしは2人目の妊娠がわかったばかり。
つわりの吐き気でしんどい日もありました。

マジでありえない…
これからどうすればいいの…
何でこんなことになってしまったの…

ひたすら謝っていた夫。かと思えば、

・不倫について問い詰めるとわかりやすく不機嫌になる
・「またその話?」と言わんばかりに逆ギレ
・泣き出すわたしに寄りそうでもなく、わかりやすくため息をつく
・「もう二度としないから」と投げやりな姿
・都合が悪くなると黙ってその場から立ち去る

一番身近にいたはずの夫が敵になり、
怒りと悲しみに震える毎日でした。


そんな地獄の中、
死にたいとさえ思っていたわたしですが、
今はというと…

・夫の不倫に振り回されなくなって心に平穏が訪れる
・夫への執着がなくなり、自分の時間がおもいっきり楽しめる
・夫婦での会話が楽しめるようになる
・スキンシップが増え、3人目が産まれる
・夫が子育ても家事も積極的にするようになる
・わたしの体調が悪いときは仕事を調整して休ませてくれる
・「○○ちゃんが好きそうだと思って」とデザートを買ってきてくれる
・月に1回は夫とドライブ&手つなぎデート
・平日にお休みをとって子連れじゃいけないおしゃれランチ
・子どもが寝静まったあとは、夫婦でのんびりソファで晩酌
・家族みんなで今日あったことを話ながらわいわい食事
・寝る前はみんなでハグハグしながら気持ちよく就寝

と、妊娠中の妻がいるにも関わらず不倫という最強のクズをやらかした夫が驚くレベルの変化をとげています。そして夫婦関係だけでなく、あらゆることがうまく回り始めました。

だけど最初からうまくいったわけではないんです。



改めまして、つきのと言います。
アラフォー、結婚10年、1・4・6歳の3人の子どもをほぼワンオペで育てております。けど、5年前のこと…夫の不倫が発覚。

不倫だけでもあり得ないのに…
相手の女の妊娠まで、同時にわかったんです。





うちの夫に限ってまさか…疑惑と思い過ごしと現実


思い起こせば不倫が発覚する前、
『今日は残業で遅くなる』『会社でトラブルがあったから明日急遽出勤になった』『飲み会で終電逃した』『後輩の○○の家に泊まらせてもらう』そんなことが多くなっていました。


「ほんとうに仕事?」そう怪しむことはあったし、
「もしかして女?」なんて疑うこともありました。

トイレにまで携帯持ち込んで一体何してるんだろう…
着替えの下着とパンツが仕事のカバンに入ってたこともあったし、
『会社から電話』そう言って外に出て行き、
しばらく帰ってこないこともありました。


ある日、「何してるの?」って携帯をのぞき込んだら、『このゲーム、地元の友達とグループつくってやっててさー』そんな返事が返ってきました。
着替えは『仕事で日中外に出てること多いし汗かくから』そう言われて、

「そうなのかな…」とモヤモヤした気持ちはあったけど、

週末は家族で出かけたり、普通に過ごしていたし、
子どもの保育参加にも休みとって来てくれたり、
お正月もわたしの実家で楽しそうに喋っていたから、

「うちの夫が不倫なんて…そんなことやっぱりあり得ないよね」くらいに受け止めていました。



そんな中、待望の2人目の妊娠がわかったんです。
2人目ほしいねって言ってた最中での出来事でした。

トイレで妊娠検査薬の判定をみながら

どんな反応するかな?
喜んでくれるかな?
驚くかな?

ワクワクして、帰宅してご飯を食べている夫に
「あのさ」って報告しました。

そしたら
『あ、そうなんだ』と一言。

その後、『疲れたから今日は寝るわ』と
その場から逃げるようにいなくなりました。

明らかに不自然なくらい興味がなさそうな反応でした。
『まじ!!やったー!!!』って手放しで喜んでくれるどころか
『体大丈夫?』って心配するわけでもなく…

え、なんで?
何か会社で嫌なことでもあった?
わたし何か悪いことでもした?
もしかして別れたいとか??

でもそんなそぶり見せなかった…

ここで、わたしはやっぱり何かおかしい、とようやく確信に近いものを感じ始めました。



それから1ヶ月も経たないうちに夫から、
『大事な話がある。』と言われます。

『子どもは妹に預けるから』『実家で話す』
そう夫が言うのでついて行きました。

運転中の夫に「何のはなし?」と聞いても
『ん…着いてから…』と、重苦しい空気。

「やっぱり離婚を言われるのかな…」そうは思うけど、
考えても理由がわからず、疑問は湧く一方でした。

義両親が同席するという違和感だらけの状況の中、

『…絶対に許せることじゃないし、許してもらえるとは思ってない…』

前に座った夫がわたしに頭を下げはなし始めました。
そして、

『実は…不倫していました…』
『…相手を妊娠させてしまいました。』


その言葉を聞いて、わたしは一瞬で固まりました。

夫の顔をじっと見るけど目は合いません。

すると続けて義母が口を開き、
「…本当にごめんなさい。私の育て方が間違ってたの。息子を殺せるものなら殺してやりたい。」夫をかばうように言いました。

(本当はその場で夫をぶん殴りたかったけど、できなかった…)


それから、離婚はしたくないこと、相手の女には謝罪し堕胎のはなしもしたけど、どうしても相手は産むと言っていること、認知して養育費も支払うことを説明されました。

え…。どういうこと…。
不倫…?妊娠…?
認知…?養育費…?
夫が…なんで…
知らなかったのはわたしだけ…?

聞きたいことは山ほどあるのに、
頭の中はパニックで
何も言葉が出てきません。

現実感がなさすぎて涙も出ない…

夫はじっと下を向いたまま硬い表情。

しばらくの沈黙…

「わからないです…」
必死で振り絞った言葉でした。





「それなら離婚しかない」と言われ、絶望の中にいた日々


夫は不倫を反省し、わたしや子どもの傍にいさせてほしいと望みました。
それから夫とは何度も話し合いをします。

だけどわたしは、夫が不倫していたことがどうしても理解できず、

「何で不倫なんかしたの」
「あの女の何がよかったの」
「罪悪感はなかったの」
「家族がいるのにどうしてそんなことができるの」

なんども夫に詰めより、


「そんなことが出来る人だとは思わなかった」
「まだ小さな子もいて、私も妊娠してるのに最低…」
「結婚して子どももいるのにあり得ない…」

こんなこと本当は言いたくないのに、
口をひらけば、夫を責めていました。

言えば夫の表情は陰るし、ため息をつく。
わかってても、責めずに入られなかった。

毎日責めても、足りなかった。
わたしがどれだけ傷ついたか分かってほしくて、ずっと夫を責め続けていました。

夫がいってきますと言っても
「本当に仕事なの?」
「あいつと会ってるんじゃないの?」
「本当は別れてないんじゃない?」

って疑ってばかりだったし、

仕事で遅くなるって言った時も
「あいつの家によるための口実じゃないの」

自分でも呆れるくらい。
朝から晩まで夫を責めて、疑ってました。


仕事に行っててもぼーっとしてしまうことも多かったし、
急にこみ上げてきてあわててトイレに駆け込み、
必死に泣き顔をおさえ、平然を装って仕事にもどったり…。

親に相談したって、『今は子どものためにも頑張りなさい』そう言われて何だか余計に辛くなって、「こんなこと友達にも相談できない…」「誰も気持ちを分かってくれない…」そうやってひとりで抱え込むばかり。

夫や子どもと一緒に出かけても、「あの家族は幸せそうだな…」
ってむなしい気持ちになって全然楽しむことなんかできなかったし、


もっかい人生やり直したい…
わたしの人生返してほしい…
なんで私がこんなにしんどい思いをしないといけないの…

と毎日のように思って、
とにかくこの先どうしたらいいのかがわかりませんでした。


夜になるとさらに気持ちが落ち、どうしようもない不安に襲われました。


ひたすら泣き続けるわたしの姿に夫は戸惑い、何も出来ずに立ち尽くすばかり…辛い気持ちを話しても夫は黙ったままで、

口を開いたと思えば、
『ごめん…』
『どうすればいいかわからない…』
『明日も仕事だから…』

そして最終的には
『一緒にいない方がいいのかもしれない…』
『それならもう離婚するしかない…』
『離婚を言われても仕方がない』

夫は簡単に離婚を口にするようになっていました。


逃げてばかりの夫…。
あるときは逆ギレしたり、
ため息をついて不機嫌になったり…。

その姿を見て夫への気持ちが冷めていくのもわかりました。


そうして不安や不満、我慢をため込みすぎ、
気づけば妊娠中なのに体重は5キロ減っていて…。

やり直すどころか、
関係は悪化していく一方。

そんな状態だったからわたしはいつの間にか、
「話したってどうせ聞いてくれない…」と我慢するようになって、
どこか諦めモードにもなっていました。


頭によぎる離婚…

だけど、まだ2歳の娘や、お腹にいる子のことも考えると、

本当にやっていけるんだろうか…
貧しい思いをさせてしまうかもしれない…
寂しい思いをさせるかも…
この子から父親を奪ってしまうことになるんじゃ…

簡単には離婚を決められません。



無邪気に「ママ―」と笑顔で駆け寄ってくる子どもの姿に、
「しっかりしなきゃ」「頑張らなくちゃ」と思う反面、

子どもの些細なわがままに、いつも以上にイライラして
強く当たってしまい、手を挙げてしまったこともありました。


ふと我に返り「ゴメンね…」

子どもをギュッと抱きながら
「こんなママ、ダメだよね…」「最低だよね…」って、
子どもへの罪悪感でいっぱいでした。


「とにかく今はこの子を無事に産むことだけ考えよう」
「そして2人の子どもを守っていこう」

そう思って何とか毎日を乗り越えていました。



もう二度とこんな苦しい想いはしたくない


壮絶だった妊娠・出産を乗り越え、いつもの日常を取り戻そうと必死になっていたとき、ふと「今の夫婦関係このままでいいんだろうか?」「言いたいことも言えずに、聞きたいことも聞けない関係でいいんだろうか?」そう思いました。

まわりから見れば、普通の幸せそうな家族に見えるかも知れない。
だけどその実態は、いわゆる仮面夫婦。ただの同居人となっていた夫。

最低限の会話だけ。
思い描いていた夫婦とはまるで違う今の現実…。

このままで、この先後悔しないだろうか…

何より「もう二度とこんな苦しい想いはしたくない」
そんな気持ちでした。



自分が気づけなかった当たり前に、気づかせてくれた人の存在


「何とかして今の状態を変えないといけない」
そう思って、不倫や夫婦仲に関するブログやSNSを読み漁りました。


そうしてたどり着いたのが、とあるカウンセラーの方でした。
その人のブログを読んでいると、
まるでわたしの心を見透かされているような気持ちになりました。

その人の言葉や文章にふれ、

わたしが求めているものはこれかもしれない
わたしの気持ちを分かってくれそう
この人なら信じられるかも


そう感じて、
自分自身や夫婦関係が変わっていく未来を想像することができました。


そう思った自分を信じて、思い切ってメールを送り、
直接お話をさせてもらいました。

その人の言葉には、決して押しつけるような言葉はなく、
不倫された人の気持ちをすくい上げくれるような、
寄り添ってくれるような印象をうけました。


そうして、その人のカウンセリングを受けながら、
夫婦関係や心理学について学び始めます。


カウンセリングを続けていくと、

わたしが本当はどんな気持ちを抱えているのか…。
本当はどうしたかったのか。
どうしてほしいと思っていたのか…

素直になれない自分がいたことに気づくことができました。

そして、自分や夫の気持ちを置き去りにして、
突っ走ってきたことにも気づくことができました。

よかれと思ってやってきたことが相手を傷つけていたり…。
頑張らなくてもいいことを頑張りすぎてたり…。


自分の思っている当たり前がそうじゃないんだ
って事実を目の当たりにして、衝撃を受けました。

その中でもネガティブに感じる感情が、実は自分が本当に望んでいることの裏返しで、夫婦をやり直すヒントを教えてくれるんだということ。

かつてのわたしはネガティブ全開でジェットコースターの様な感情に飲み込まれていたけど、ムリして辛かった自分を認めて寄り添ってあげることで、少しずつ自信を取り戻すことができました。


しんどい、辛い、悲しい、むかつく、許せない…
そんな気持ちこそ、最高にうまくいくきっかけでした。


夫に対する気持ちも少しずつ変わってきて、冷静な態度で関われるようになると、夫の態度も変わってきて、あれだけ気まずかった空気やぎこちなかった会話が変わっていったんです。

「夫婦をやり直すことはできる」
「今からでも遅くはない!」

そうしてカウンセリングを通して自分を深めながら、
学んだことを振り返り、実践に活かすことを繰り返してきました。


そしたら今では、不倫されたあの頃にはもうムリだろうと諦めていた、
恋人のような夫婦関係になることができたんです。

これもカウンセリングを続けてきて、
自分自身や不倫問題を通して夫婦関係を深めることができたからです。

あの時、思い切ってメールを送っていなかったら、
まだ夫とは気まずい関係のままだったと思うと、ゾッとします。

わたし1人ではたどり着くことはできませんでした。




気づけない限り幸せにはなれない


自分の当たり前って、無意識すぎてなかなか気づけません。

わたしも全く気づけませんでした。
その当たり前が、自分や夫を不幸にしていることにも気づけない。

不倫されたことで自信を失っていた頃のわたしは、
何もかもを悲観的に捉え、ため息ばかり。
ただただ辛くて、夫に求めて責めてばかりの人間になっていました。


何をしてても楽しくなかったし、家事や子育て、仕事をただこなす毎日。
感情を無にして、夫との関係も割り切るのに必死でした。

だけど今は、夫とは大切にし合える関係になることができています。


涙よりも圧倒的に笑顔で過ごせる日が増えて、
なによりムリせず楽な気持ちで夫と向き合うことが出来ています。

子どもへのイライラも減って、
自分の幸福度が上がったから、周りと比べることもなくなって、
今は同じように不倫されたことで悩んでいる人の話を聞いたりすることもできるようになりました。


これも自分も気づいていない自分に気づくことができたからなんですよね。

自分のいろんな一面を知ることができれば
夫婦関係だけでなく、あらゆることがうまく回り始めます。

夫の機嫌に振り回されることもない。
我慢する必要もない。
頑張らなくても望む未来を手に入れることができて、
いつのまにか夫から求められるわたしになることもできます。

今が一番夫といい関係です。

わたしはここまでくるのにすごく時間がかかりました。

怪しいと思いながらも学ぶ環境に飛び込んで
本当にあの時の自分を褒めたいです。


あなたは今の夫との関係に満足していますか?


きっとここまで読んで下さった方は
たくさん我慢もして、自分のことも夫のこともたくさん責めてきて
「このままじゃよくない」そう思っている方だと思うんですね。

だけどどうすればいいかわからない。

まずは、夫の不倫で自分を責めないで下さい。

不倫問題と夫婦問題は分けて考えないといけません。
わたしもここをごちゃまぜにしていたので、
なかなか負のループから抜け出せませんでした。


マジで最悪な状況だったわたしがここまで変われたんですから、しっかり学んで行動さえすればどんな状況であろうと変わっていくことはできます。

不倫をバネに絶対に幸せつかんでいきましょう!




LINE登録して下さった方に、プレゼント企画を計画中です。
学んだ情報や知識、考え方やマインドについて具体的にお伝えしていきます。気軽に登録して下さいね!



▼こちらのnoteではフラッシュバックで苦しむ辛い感情を逆手にとって、
 自己肯定感を爆上げしていく具体的な方法をお伝えしています。


お客様にも「自分の本当の気持ちを知ることができた」
「具体例がわかりやすい」「夫との関係がかわってきた」と好評です。
ぜひ読んでみて下さいね。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集