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魔法にかけられてよ



こんにちは、お元気ですか?
今日の東京は霧雨が降って少し肌寒い1日になりました。降ったり止んだり、息をするみたいな空の下、あなたのことを考えています。
この特別な日に誰に宛てるでもない手紙を、書かせてくださいね。



1996年6月15日

ひとつの日付がこんなにも意味を持つことになるとは思いませんでした。家族でも自分でもない、海の向こうのおとこのこが生まれた日がこんなにも大切な1日になるなんて。


今日はホシくん、きみが生まれた日。




唐突なんだけどね、ホシくん、きみってとってもあべこべな人だと思う。

さっと手をかざして潔くVLIVEを終わらせられるくせ、オンラインコンサートではあんなにも名残惜しそうに視線を寄越したり、
話を理解するのがワンテンポ遅くって良くぽやぽやした顔に「?」を浮かべてやり過ごすのに、練習には誰よりも早く真っ先に向かうことだったり。

どこまでも真っ直ぐな人のようでいて、どうしても理解しきれない、無限の人。

誕生日にあたって"ホシ"の因数分解を試みたんだけど、どうにもきみには公式なんて存在しないみたいだ。

だからね、実はきみがちょっと怖かったりする。ここだけのはなしだよ。
横を走ってると思ったら急に方向転換してそうでね、「ええ??!」っておったまげそうな怖さであり、底知れない情熱と冷静さの共存への畏怖でもあるんだけどね、未来と現実をしっかり見据えている、怖いこわーいきみが好きなんです。

怖いのはさ、どこまでも真剣に、最大出力で、"ホシ"を証明し続けてるからなんだよね。
真剣ってすごく怖くって、そして眩しいんだ。
だからきみを一文字で表すなら「燦」がいい。
あざやかにきらめいて、まぶたの裏を離れないきらきら星。


世界でいちばんこわいもの、真顔のホシくん
なに考えてるんだろうって、わくわくとゾクゾクの反復横跳び




あなたを好きになったきっかけを考えてみた。

でもね、「これ!」がなかったの。なんだか悔しい。
というのもね、少しずつ、少しずーつわたしの生活に入ってきてね、いつの間にか日常になってしまってたんだよ。


お酒によってへろへろのTTTで見た虎の人が、
コインカラオケで弟たちと涙が出るほど楽しそうに歌っていたお兄さんに、
スウィング・ジャズに乗って誰より綺麗に踊るおとこのこに、
そして、「笑顔でステージに」そう暗示をかけて舞台に立つホシというアイドルとして、人生にぱっと現れたの。

最初に保存したホシくん




호랑이 시선、虎の視線の호시くんがくれたものがね、たっくさんあるの。

たのしいとだいすきを共有できる友だちがいっぱいできたの。
近くて遠い国のこと、もっと知りたくなって勉強なんて始めちゃったりして。
久しぶりに参考書なんて買ったよ、すごいことなんだよ!
「すき」には何のボーダーも優劣もなくて、いつしか「たいせつ」になっていること。

大人になったってなんでもできるし、どこへだって行けるって、わたしの背中を押してくれるのはいつだってきみなんだよ。

きみは知らないでしょ。



なーーーーんて他の人ならカッコつけてたんだけどね、きみは知ってるんだよね。

CARATが重くておっきい愛を向けていること、お金と時間を掛けて自分を消費していること。
ちゃんと知っていて、"ホシ"でいることの覚悟を持ってるんだよね。

"ホシ"にも"CARAT"にも永遠なんてないこと、アイドル"ホシ"の賞味期限とその価値を、あなたは知っている。

いつかの終わりに向けて、この道の終わりに向けて、今できる最大を作り続けているんだよね。



あんなにヤハヤハ言ってる虎の人がこぉーんなにも現実を見据えているだなんて知らなかった。壮絶なギャップに毎日くらくらしちゃうんだから。困っちゃうな、もう。


"호시" をつくるもの




もう、ざっくばらんに話していい?いっか。へへへ。


未だにこれが消化できないって話さ。


恋をしていると、時間の過ごし方は2通りに分かれる。一緒に過ごす時間か、会いたいと思う時間だ。韓国の作家、殷熙耕 (Eun Heekyung) の小説に書かれたこの言葉は、私たちがどんなに忙しい日々を過ごしていても、いつも心には愛しい人がいるということを教えてくれる。

SEVENTEENのメンバーも同じ気持ちだ。英語詞のシングル「Darl+ing」をリリースしたばかりのSEVENTEENが多忙なスケジュールの中で、人恋しくなったときに聴く曲をシェアしてくれた。おすすめの楽曲は、グループと同じくらい多彩で幅広いジャンルにわたっている。ここでは、各メンバーが自身の選曲への思いを語ってくれた。

(中略)

「ここに並ぶのは、僕にCARATを思い出させる曲ばかり。CARAT、horanghae!(みんな、愛しているよ)」 

playlist  "TEAM SVT : You’re my one"


「CARATを思い出させる曲ばかり。」

そう言ってホシくんが選んだのが14〜16曲目、
WA-R-R、PANG!、そしてTangoなのね。


I’m doing fine, thought you should know I’m alright. 
僕は元気でやってる、きみも知っとくべきだと思ってさ。

Stretching my legs without you home
きみのいない家で足を伸ばして

I’m doing fine, thought you should know I’m alright. 
元気でやってるから、ほら、なんの問題もないよ。


いつかの終わりを知ってる人の歌なんだよなあ。頭抱えるしかできない。底知れない、大好きなホシくんのこわぁいとこ。
深読みするのはおたくの悪い癖って分かってるんだけど、本人がぽんぽこ燃料投下してくるんだもん、やになっちゃうよ。怒ってるんだからね。(怒ってない)

僕の全部っていうくせ、ちゃんと線引きしてるとこ。わたしたちは違う一個人だって、分かり合えないこともあるって分かってるとこ。好きなんだよ〜〜〜!!!!


ああもう好きなとこ言っていい?
いいね、言うからね。ここだけ聞いててホシくん。やっぱり聞かないで知らないでいて。



自分のおくちのおっきさ勘違いしてるとこが好き。絶対入りきらないハンバーガーを頬張ってるもちもちのほっぺたの容量を教えてほしい。きっとあんまり奥行きはない。知らんけど。

マフィアゲームを年に一度の一大行事だと思って待ち侘びてるとこが好き。カムバより気合い入ってそうで本当に好き。推理もできないしハニみたいに場をかき乱すこともできないけど(本人はできてると思ってるとこも好き)、あんっなにも楽しそうに仕事できる環境と仲間がいること。SEVENTEENがきみの青春だといいな。

パフォーマンス以外てんでだめなぽんこつくんなところ、食べたいくらいに大好き。娘の虎ちゃんにご飯作ってあげようとするのになーんにも効率よく家事できないとこさぁ、生活全部面倒見させてくれる?結構いい物件だと思うんだけどなあ、わたし。

わたしたちの虎さんじゃなくって、ちゃんとKPOP界で認められてる先輩のホシくん、大好き。きみは遠いとこにいる人なんだって、定期的に思い知らせてほしい。

호랑해、世界中で伝わる愛のことば。きみが作った、世界でひとつだけの魔法。

きみが歌うフォンサート、誇張じゃなくて毎回泣いちゃうくらいに大っっ好き。カバーでごめんよ、でも、心の底から大好き。大声で叫んでいいですか、好きだって、ぶつかってもいいですか。
きみの言う소리 질러が愛してるに聞こえるようになって、いよいよわたしはだめかもしれない。

わたしね、きみになりたい。




真っ直ぐに伸びた花道を我先に駆け出していく後ろ姿に青春を見るし、
CARATの目を見るとなんでもできる気がするって、わかんないけどパワーが出るんだよって、まるでお話しするみたいに伝えてくれる様にこの上ない愛を感じるんだよ。


知らんけど、全部知らんけどの世界なんだけどね。
いつも夢みさせてくれてありがとうね。たまに現実突きつけてくるのはこの野郎だけど本当に感謝してるからね。

ソロ、やりたいならやってよ。
なんて強がるけどさ、きみはやりたいって思ったらちゃんと自分のタイミングでやる男って知ってるから。(と、思ってるから)

クォン・スニョンというひとりの男性の人生を、行く末を。
こうしてリアルタイムで応援させてくれて、ありがとうね。


最後の、最高の虎

きみを好きでいさせてくれて、ありがとうね。



あなたがいる現実を生きる幸せを噛みしめながら
———2022/06/15


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