【出産レポ③】産まれる産まれる詐欺@LDR室
〜前回までのあらすじ〜
陣痛が10分間隔から狭まらない!
二晩で根負けし病院へ駆け込む私!
飯を食いシャワーを浴びまったりする私!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
時を経て3日目の夜にやっと破水。
ナースコールで助産師さんを呼ぶと
内診のち股のパッドを取り替えてくれた。
「陣痛間隔は6分か、まだかかりそうですね。
抗生剤を飲んでしばらく様子をみましょう」
どんだけスローペースやねんw
誰か助けて\(^o^)/
この段階でも基本的には放置プレイ。
15畳くらいの薄暗いLDR室で1人うなる私。
(人が足りてたら誰か付き添うんやけど
立て込んでたらしい。
ごめんねって後で言われた)
痛み+二日間ろくに眠れてないので疲労困憊。
陣痛→ウトウト→陣痛→ウトウト…
を繰り返していた。
あまりにハードすぎて
さっき食べた夜飯をぜんぶ吐く(汚)
ナースコールで洗面器持ってきてもらい
ぎりぎり間に合った…
他にも産婦さんいるはずなんやけど
めっちゃ静かなんやけど
みんな声出さずに耐えてんの?
「隣の部屋の奴いちいちうるせーな」なんて
思われちゃってんだろか、ハズカシイ…
恥ずかしいけど、どーにもならない。
そうこうしているうちに
ゴゴゴゴゴゴ……と
子宮に新たな圧迫感が。
お子の頭がついに出ようとしている?!
めっ、めちゃくちゃ痛い!!!!!!
あかんやつ!あかんやつ!!!!
ただちにナースコール。
「どうされましたか?」
「出そう〜〜〜!!:(;゙゚'ω゚'):」
ついにスマホを見る余裕は失せ、
夫との連絡はこの後途絶えた。
担当の助産師さんが来てくれて、子宮口確認。
そこからは介助してくれた。
背中をさする、手を握る、姿勢を替える、
水分補給、声かけなど。
(ストロー付きペットボトルのフタは必須。
買っといて良かった。)
私は寝てるときに目が開くタイプで
「寝てるか起きてるか分からん」と
よく言われる。
この時も陣痛の合間に仮眠を取ってたのを
目が開いてるもんだから
しょっちゅう助産師さんに
「大丈夫ですか?!私が見えますか?!」
って起こされたw
でも気づいたら息するの忘れてたりして、
(そんなことある?って自分でもびっくり)
声かけられて慌ててスーハーすることも
何度かあったので、
起こしてもらえて良かったんだと思う。
心配されて酸素マスクつけてもらえた。
これはかなり楽になった。
日付が変わった頃だったか、
やっと子宮口10cm。
先生と他の助産師さんが集結し
物々しい雰囲気に。
寝ているベッドが分娩台にウィーンと変形し、
手術室的照明が天井からパカっと現れた。
(ああ、やっと産まれるのだな……)
と感慨に浸る私。
先生が私を見て
「マスク付けてください」と言った。
酸素マスクを装着してますけどどうすれば…?
って助産師さんが聞くと
「マスクの上から酸素マスクで」
まじかい?!
めっちゃ苦しいぞ。
PCR検査も済んでるのに…いや何も言うまい。
「陣痛が来たらいきんでください」
という指示に変わり、
わっしょーい!どっこらせー!と
クライマックス感が出てきた。
(そんな掛け声ではない)
これまでいきみ逃しのことは調べて
練習もしてきた私。
肝心のいきみ方がよく分かってなかった。
「はいっいきんで!」
「うーーーん!」(合ってる……?)
「頑張って!」
「うーーーーん?!」(間違ってる……?)
「うーんまだかかりそうですね。
いったん戻しましょう」
手術室照明、収納。
分娩台はウィーンとまたベッド型へ。
そして先生と他のスタッフさん達は退出し、
私と担当の助産師さんだけが残され
孤独な陣痛タイムがふたたび
始まったのであった。つづく。
(出産の進捗ってアバウトにしか
紹介されないことが多いので
事細かに書いてみた。誰得かは知らん)