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kosuketsubota
『そのモジュールは呼び出しできません!』32:プロット100本できるかな。
タロットカード6枚引いて小説のプロット100本作る創作訓練やってみた記録です。
◆引いたカード◆
1主人公の現在:魔術師(正)独創性、技術力、転機
2主人公の近い未来:審判(逆)こだわる、遅延
3主人公の過去:法王(正)善良、堅実
4援助者:戦車(逆)報われない勝利、独占欲
5敵対者:女教皇(逆)あさはかさ、気難しさ
6結末:皇帝(正)優れた指導力、責任感
『そのモジュールは呼び出しできません!』32/100
仕事に真面目すぎて体はボロボロのSEキウチは、徹夜明けのうたた寝から目覚めるとそこは魔法世界だった(法王・正、魔術師・正)。魔法学校の教師に発見され、疲労や慢性的な体の不調を治してもらい、その仕組みに興味をもつ。魔法も何らかのコードで記述された命令ではと考えるが、自分の知識としてある言語を超えた発想ができず、異世界からの何もできない客人として日々を過ごしていた(審判・逆)。
そんなとき転任してきた教師のミジロは、「魔法が使えない子なんて一人もいない!」と落ちこぼれを救う研究をしているが、志は立派とされながらも机上の空論として世間からは相手にされていなかった(戦車・逆)。やがてキウチとミジロは互いの知識と研究を持ち寄ることで、魔力がなくとも魔法が使える技術を発見できるのではと協力しはじめる。学校の教師たちは懐疑的で、時に二人の邪魔をし、生徒たちからも反発される(女教皇・逆)が、艱難辛苦の後、とうとうその技術と指導方法を確立させた。
キウチはしかし弱い魔法しか使えないままだが、魔法教育界の中心となり(皇帝・正)、ミジロと支えあって魔法世界で生きた。 (了)
プロットだけなら書きっぱなし上等とばかりに。VBAしか知らんよぼく。
そしてとっくにありそう。SE転生。
読みたいな。