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kenobi
『捨てるほどの恋なら。』2:プロット100本できるかな。
アプリのタロット占いで6枚引いて、物語のプロットを作るレッスンやってみた記録。
◆引いたカード◆
1主人公の現在:愚者(逆)計画性の無さ、非協調的
2主人公の近い未来:魔術師(逆)方向転換の時期、経験不足
3主人公の過去:力(逆)不正、偏る
4援助者:女教皇(逆)あさはかさ、気難しさ
5敵対者:運命の輪(逆)良いものが悪くなる、宿命から逃れられない
6結末:悪魔(逆)更正、目が覚める
『捨てるほどの恋なら。』(現代物・BL)2/100
希望通りの学校に進学したはずの甲田は、親が不正な方法で自分を入学させたことを知り、かといって退学もせず、投げやりな学校生活を送っている。
あるとき昔の同級生がゲイビに出ていると知り、とりつかれたように出演作品を集める甲田。ネットのインタビュー記事まで読みあさるうち、やがて甲田は、かつてその同級生に反感を感じて嫌っていたというのは、実は恋だったことに気づいた。恋を自覚しないよう気持ちを封じ込め、封じたことすら忘れていたのだ。
イキイキとしているかつての片思いの相手の、あのころには想像もできなかった姿に、甲田は今のこの生き方が、自分自身が選択したものだと気づかされる。
自分で選択した生き方を親の不正行為で傷つけられたと信じ、自堕落な生活を送ることで復讐している気になっていたが、学びたいことがあって今の学校を選んだのは自分であり、投げ出したのも自分だった。
いつか彼へ恋の告白をすることを夢見ながら、甲田は学び直す道を模索しはじめる。 (了)
甲田は受け。