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『坊様は橋を渡らない』17:プロット100本できるかな。

 タロットカード6枚引いて小説のプロット100本作る創作訓練やってみた記録です。


◆引いたカード◆
1主人公の現在:月(正)不安定、嘘
2主人公の近い未来:女教皇(正)思慮深さ、努力家
3主人公の過去:吊るされた男(逆)自己犠牲
4援助者:運命の輪 (正)物事の好転、運命的な出来事
5敵対者:愚者(逆)計画性の無さ、非協調的な
6結末:審判(正)復活、解散、変革

『坊様は橋を渡らない』17/100(ファンタジー)

 宮奉公の年季があけたトゥーカ(吊るされた男・逆)、美しいが嘘つきで、まともな仕事につくこともなくブラブラしている(月。正)。
 あるとき町を流れる川に堤を築くため、外から偉い坊様がやってきたとの噂。興味本位で見に行くと、その気高い美丈夫ぶりに一目惚れ(運命の輪・正)。滞在中は町の宮に身を寄せるというので、世話係の稚児にしてもらおうと再び宮の門をくぐる。
 しかしガダという名の坊様は、旅の途中で拾った身寄りのない少年ダンを世話係にしていて、必要ないと断られてしまう。ダンは少年といってもガダと同じほどの体格、気が利かないうえに拾われた恩など感じていないようでガダに反抗的だ(愚者)。
 これでは到底稚児などつとまるまいと、諦めないトゥーカだが、ガダはダンを気にかけ可愛がっており、なかなか二人のあいだに割り込めない。
 そんな折、トゥーカは宮奉公のとき読みふけった書の知識で、大雨を知らせる雲に気づくが、町の者はトゥーカは嘘つきと知っているから信じようとしない。ついに川があふれ、流された子どもをたまたま居合わせたダンと協力して助ける。
 ガダは信じなかった詫びに、望みどおり世話係とするが、ダンを手放すわけではない。三人の奇妙な三角関係が始まった(審判・正)。 (了)


 えー、どこらへんが審判・正かといいますと、そんなつもりはなかった(または自覚しないよう注意深く目をそむけていた)ガダとダンの関係が、はすっぱなトゥーカの介入で、けしからぬ関係へと踏み出しそうなあんばいということで……えー、だから、解放?
 ごくふつうに考えて、ガダ様は受けだったり攻めだったりですよね。←

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