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『あふれる銀鱗の酒樽に』27:プロット100本できるかな。

 タロットカード6枚引いて小説のプロット100本作る創作訓練やってみた記録です。


◆引いたカード◆
1主人公の現在:女帝(逆)不安定な愛、停滞
2主人公の近い未来:女教皇(逆)あさはかさ、気難しさ
3主人公の過去:法王(逆)行き過ぎた行動、信仰心の無さ
4援助者:戦車(正)コントロール、勝利、移動
5敵対者:魔術師(逆)方向転換の時期、経験不足
6結末:隠者(正)思慮分別、良き相談相手

『あふれる銀鱗の酒樽に』27/100

 カジは信仰心は薄いが神子の熱心なファンという変わり者(法王・逆)で、周囲から浮いている(女帝・逆)。
 あるとき不注意で神具を無くして泣いている神子に出会い、探すのを手伝うことに。方々を探し回りついに見つけ感謝されるカジ(戦車・正)だが、それは近隣の神官が所持する神具で、盗難品だった。神子に何か言うに言われぬ事情があるのだろうと、カジは盗みの嫌疑をかけられても黙秘する(女教皇・逆)。
 1年後、罰の労役を終えたカジは、あの神子がすぐに行方をくらましていたことを知らされる。しかも神具は実は模造品であった。探し出した元神子は、神具を売った金で生計を立て、子どもを生んでおり、それなりに幸せそうに暮らしている。
 カジは神子の前に姿を見せたが、なにも言わずに立ち去った(隠者・正)。 (了)


もやっとする話。

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