
Photo by
satoshi_st
『ふるって! ヒーロー!』25:プロット100本できるかな。
タロットカード6枚引いて小説のプロット100本作る創作訓練やってみた記録です。
◆引いたカード◆
1主人公の現在:節制(正)適応、自重
2主人公の近い未来:悪魔(逆)更生、目が覚める
3主人公の過去:恋人(逆)悩み、三角関係
4援助者:魔術師(逆)方向転換の時期、経験不足
5敵対者:月(正)不安定、嘘
6結末:皇帝(逆)弱さ、優柔不断
『ふるって! ヒーロー!』25/100
毒にも薬にもならないつまらない男(節制・正)ヨシナカの生活は、突然現れた妖精のために一変した、かに見えた。
「わたしたちのせかいをすくってよ!」
親指ほどの大きさの妖精オゴセが言うには、危機に瀕したかれらの世界を救うには人間のトモダチが必要で、ヨシナカはそれに選ばれた。
オゴセはヨシナカが結婚するつもりでいたが振られた恋人(恋人・逆)にそっくりで、英雄として選ばれたと思い舞い上がるが、実際は粗忽なオゴセがうっかり姿を見られてしまったために(魔術師・逆)、やむを得ずヨシナカにしたらしい。
それを知ったヨシナカ、しかもオゴセは人間でいうところの男だと分かるとやる気を失うが、乗りかかった船だからと友人に相談する。
しかしちょうど金に困っていた友人(月・正)はオゴセで一儲けしようともくろみ、騙してオゴセを連れ去ってしまう。
放っておいても自分はなにも悪くないと迷うヨシナカだが、オゴセを助けることを決意(悪魔・逆)。苦労の末にオゴセを救うが、「せかい」を救うことまでは決心できず(皇帝・逆)、オゴセに怒られる。(了)
異種族BLの道は遠い。←