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『花野の獣と草の笛』19:プロット100本できるかな。

 タロットカード6枚引いて小説のプロット100本作る創作訓練やってみた記録です。


◆引いたカード◆
1主人公の現在:正義(逆)誘惑に負ける、無気力
2主人公の近い未来:吊るされた男(逆)自己犠牲愛
3主人公の過去:女教皇(正)思慮深さ、努力家
4援助者:死神(正)終止、悪い変化
5敵対者:悪魔(逆)更生、目が覚める
6結末:隠者(正)思慮分別、良き相談相手

『花野の獣と草の笛』19/100

 腕の良い漁師だった(女教皇・正)猟師のサクは、賭事で身を持ち崩し、仕事道具の猟銃さえ質草にしてしまった。賭けの胴元から、すべてチャラにするかわり、山に住み着いた獣を退治するよう命令される(死神・正)。
 借りた猟銃で退治に向かうサク。獣は大の男の倍ほどでかく、真っ白な毛皮と深紅色の目が美しい。とうていかなわず、喉笛を食いちぎられようというところへ、少年が現れ獣を制止した。
 獣は手負いのところを少年が助け、以来、少年のそばを離れないのだという。少年は家を出奔しさまよっていたところであり、それから獣と山で暮らしているのだという。
 サクはこの少年が胴元の息子だと気づき、少年をだまして連れ帰れば獣を退治せずとも借金帳消しになるのではと考える。機会をさぐるため、獣に負わされた傷が治るまでと少年たちとともに過ごすが、獣と少年の間に絆が芽生えているのを目の当たりにして気が変わり、3人で山暮らしを始める(隠者・正)。  (了)

 最終的に人獣BL。

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