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子どもに教わること

久しぶりに映画館で映画を観る
それだけで心が躍りすぎなもんだから、この日は仕事が手につかない


早く行きたい
早く行きたい
早く行きたい

早く!!!行きたい!!!

渋谷PARCO8階、WHITE CINE QUINTO

初!


昔のシネクイントはPARCO part3にあったんじゃなかったかな

バッファロー'66を観たのはシネクイントじゃなかったかな

ヴィンセント・ギャロがビビるほどカッコよくて、クリスティーナ・リッチが魅力的だったな

そういえば、PARCO part1じゃなくて、今はもうPARCOなんだよね、ただの
part3まであって、QUATTROもあったのに、もう館ひとつなんだ

と、今さらすぎることを思いながら日中をやり過ごす

そして19時を過ぎ、前から観たかった『カモン カモン』


ホアキン・フェニックス主演
監督、脚本はマイク・ミルズ
これだけでも充分観る理由になる

全編モノクロ映像、子ども時代を思い出さずにはいられないストーリー

時代も場所も、ストーリーも違うけど、
『ベルファスト』を観た時を思い出すような映画

ジェシー役のウディ・ノーマンが最高にかわいい
子どもらしい正直な面と、大人をよく見ている鋭い面の両方を見せてくれる

大人になると、自分が子どもだったときのことを忘れてしまう
大人が思っているほど子どもではないこと
周りの大人や環境から、いろいろなことを感じ取って、時には大人に気を使っていたこと
未来がとてつもなく大きく広がるようでもあり、自分の未来なんて大したことないとも思ってしまうこと

ホアキン・フェニックス演じるジョニーは、ラジオジャーナリストとしてたくさんの子どもにインタビューをしている
そのインタビュー映像が随所に挟まれていて、
子どもの希望、諦め、鋭さが感じられる
子どもたちは、この世の中の美しさと矛盾を教えてくれる

このインタビュー映像は、実際に取材した9〜14歳の子どもの生の声ということを観終わってから知った

子どもって大人が見えてないことをしっかり見てたりするんだよね
なんと教わることの多いことか


ジョニーはニューヨークに仕事で戻ることになり、ジェシーを連れて行く
そこで仕事仲間とのレストランでの食事のシーン

アイスクリームを食べたいジェシーと、
ご飯を終えてからでないとアイスクリームは食べてはダメ!と言い聞かせるジョニーの攻防

ジェシーがアイスクリームのために食べるのをやめたのは、
たぶんチャイニーズのヌードル

映画の余韻に浸りながら
アメリカンチャイニーズ(そんな料理ジャンルはあるのか???)ということで
パンダエクスプレスでチャオメンとオレンジチキンを持ち帰り

これこれーぇ!

ボックスはテンション上がる⤴︎⤴︎⤴︎
これでこそ、アメリカンチャイニーズ

ジェシーの真似をして、チャオメンをフォークで食べる
童心に返った気分?

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