古都とポップアートと
週末の京都旅。
目的のひとつめはこれ!
巡回なし、つまり東京では見られない展覧会。
なんとなく知っているようで、ほとんどなにも知らなかったアンディ・ウォーホル。
【概要】
ANDY WARHOL KYOTO
開催期間:2022年9月17日〜2023年2月12日
開催場所:京都市京セラ美術館
料金:平日一般2,000円/土日祝一般2,200円
日本初公開の
『三つのマリリン』
『最後の晩餐』などが見られる。
ちなみに、このふたつはグッズも出ている。
オンラインで、開館時間の10時のチケットを予約。
京都駅からバスで平安神宮へ、9時頃到着。
後から調べてみると、平安神宮は6時から参拝できたようで、もっと早い時間に行けばよかった。
神社特有の、身の引き締まるような空気。
明治神宮や伊勢神宮で感じる、切り取られた別世界のような感覚とは正反対の、
開かれた良い気を感じる。
これを味わえるのは京都ならでは。
1週間前から「絶対に忘れないぞ!」と固い意志を持って
玄関脇に置いていた御朱印帳を持っていったので、御朱印をいただく。
シンプル、線も細くて品のある御朱印。
10時までまだ少し時間があるので、散歩がてらブルーボトルコーヒー京都カフェへ。
せっかく京都に来たのに、ブルーボトルコーヒー?という気持ちも少しはあったけど
この感じ、やっぱり良い。
当然やっぱり良いと思う人は多いわけで、この時間からなかなか混雑している。
そんなわけで、コーヒーは諦めてショップを覗いてつい買ってしまったハンカチ。
やっぱり良い。
そして再びの京セラ美術館。
サンリオ展もやっていて、家族連れの長蛇の列を横目に館内に入っていくと、
会場の新館東山キューブまでの通路から、ガラス越しに中庭が見える。
上野の美術館も公園の中にあるけれど、
この開けた景色は楽しめない。
京都に来たぞ!感がまたまた盛り上がってきて、、
いざ展覧会場内へ。
まず入ってすぐ、
アンディ・ウォーホルが京都に来た際の、個人的な記録がずらっと展示されている。
日本との関わり、そしてこの展覧会が京都で開催された理由も感じることができる。
葛飾北斎作品をモチーフにした絵も。
その先が、アンディ・ウォーホルと聞いて思い浮かべる、
シルクスクリーンの作品群。
ザ!ポップアート。
消費社会を象徴する、と言われる有名な作品の数々。
話題のBrilloの箱も!
そして、プレスリーやマリリン・モンローといったセレブリティやミッキーマウスのような有名キャラクターの作品。
こちら、日本初公開の『三つのマリリン』
会場はコンパクトで、作品数もそれ程多くはないが、
ちょっと遠目から全体を、そして間近で有名作品を見られるのは嬉しい。
そして最後に控えるのは、
資料映像や、絵画。
死をテーマとした作品。
こちらも日本初公開、『最後の晩餐』
とても大きくて、後で調べてみたら縦294.6cm×横990.6cmの超大作だった!!
アンディ・ウォーホルはカトリック教徒、
教会にも通っていたとの解説もあり、
宗教画である、レオナルド・ダ・ヴィンチの壁画から着想を得たのも、
死をテーマにした絵を描いたのも納得。
セレブリティが大好きで、SUTUDIO54に通っていたイメージしかなかったので
カトリック教徒というのは意外だった。
グッズ売場は展示スペースの規模から考えると、かなり広い印象で
京都の老舗〜村上開新堂、よーじや、鍵善良房、一澤信三郎帆など
とのコラボグッズなど、沢山の商品であふれかえっていた。
が、それ以上に買い物客も多く、見るのも買うのも一苦労だった。
私が買ったのはこちらのグッズ。
購入したエコバッグに入れて歩いていたら、
何人かの地元の方に、「アンディ・ウォーホル見てきたんですか?」と声をかけられた。
古都京都、
現代の私たちが見上げる遠くの緑と開けた空は、
昔の人々も見ていたに違いない、と思える変わらない良さ。
続いている伝統。
それだけではなく、新しさも共存している。
ニューヨークでアンディ・ウォーホルが花開かせたポップアートを見るに相応わしいのは
やっぱり京都。
ミュージアムカフェ、ENFUSEで
ガラス越しの緑と空を見上げながらいただいた、
アンディ・ウォーホル京都特別メニュー。
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