『往復書簡 #4』次女たちの話

ダフネさま

夜から朝にかけてのダフネさんちの一幕、お察しいたします。
怒りの持って行き場のないまま出かけられてしまい、
もやもやした気持ちと親は置き去り…
思春期の子供を持つ親あるあるですねー。
柊...算命学の命式にも出てるのね。
そうか思いを口になかなか出せないタイプ。
確かにメッセージだと少し素直に表現出来るのかも。
私たちの思春期にもこんなツールがあったら、
もう少し親に素直に表現できたのかなと思ったり。

さてうちの次女デイジーも、小さい頃から柊と共通点が色々あったよね。
長女より達者なイメージの"次女あるある"が全く当てはまらなくて、
ちょっと頼りなげな次女だとお互い言い合ったものです。
そんな2人の共通点がホロスコープにもあったよ。
知性やコミュニケーションのスタイルなどを受け持つ水星が蠍座同士。
言葉少なく思いを内に秘めるイメージかな。やっぱり似ているね。

デイジーは、「発言はすくないけど、書かせるとこんなにちゃんと
考えているんだなと思わせてくれる。」と歴代の担任の先生たちに
見事に同じようなコメントをもらって来てた。
それが豪州の現地校でも日本の小学校でもだから親も笑っちゃったくらい。

そんなデイジーが、先日の私の誕生日に初めて単独(長女と共同ではなく)で
プレゼントをくれたの。私の大好きなロデヴというハード系のパン。
このパンを焼いているパン屋さんはなかなかなくて、
食べたくなるとオンラインショップで購入したりしてる。
それを焼いているお店を密かに探してくれて、
わざわざ授業の前に大学から二駅先の駅まで行って買ってきたみたい。
思いを行動に移してくれて、ちょっと感激しちゃった。

考えていることをなかなか伝えてくれなくて、素直じゃなくて、
不安なのか自信がないのか生きづらそうで、
それを見ている私もイライラすることが多々あった次女の思春期。
いつまで続くの？なんて思わず本人に聞くと、
「生まれた時から一生反抗期だよ。」という言葉が返ってくることも。
それが受験を乗り越え春から大学生になり、一皮も二皮も剥けたよう。
成長していく姿が頼もしい。柊ももう少しだよ。
きっと柊らしい生き方を見つけて、
だんだん上手く生きられるようになってくるはず。楽しみだね。

月子