月夜の見張り

画像1 見張りについた野伏の鋭い目はいつもよりも和らいでいる。「今夜はもう襲撃はあるまい。この気持ちの良い月夜を楽しむとしよう。」パイプを燻らせながらそう考えたエステールは大いびきをかくドワーフの脚を蹴とばして黙らせた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?