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ハイライト

9月になった途端に秋の到来を示唆する文言が急に増えたが、何を以て秋としているのだろうか。確かに晩夏であることは玄関先の蝉の死骸や彼岸花の開花で感じ取っている。しかし、蝉の鳴き声は止んではいないし、青々しい空には白いハイライトが似合っている。だから自分は薄味になった夏を未だに噛み続ける。金木犀が香るまで。

ISO100
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