お葬式の流れ
身内に不幸があり、家ではこんな感じだったよというのを忘れないうちに軽くまとめておこうと思います。
まず
地域:近畿地方の田舎です。コンビニまで信号ほぼないのに車で10分とかです。
宗派:浄土宗。菩提寺あり。
もともと土葬文化の地域ですが、10年くらい前から火葬です。
当日
病院で亡くなり、私が家に帰った時にはもう帰ってきていて、布団で寝ていました。
玄関には「忌中」と書いた張り紙、神棚には半紙、枕元に祭壇まで用意されていました。祭壇には、樒、蝋燭、線香、水の入った湯飲みに樒の葉、ご飯に突き立てられた箸、団子です。
お坊さんに来ていただいて、枕念仏をあげていただきました。この時に「水の入った湯飲みに樒の葉」が使われます。
その場にいた親族だけで、焼香もしました。
通夜・葬式はホールを借りることにしましたので、ホールの空き状況やお坊さんのご都合をすりあわせて、日程を決めます。
決まったら、火葬場の予約のためにも死亡届を提出に。
祭壇の線香と蝋燭は起きている間は絶やさないように。10年前は夜も寝ずの番でつけていたのですが、今回は夜は消して寝る方向で。
通夜や葬儀の時のお供え物(花・籠盛り)、回向をあげてくださる方の確認作業が続きます。
通夜の日
通夜と葬儀は親戚と近所の方くらいにして、香典は辞退で。
朝から納棺師の方に、お化粧など支度を調えていただき、納棺の時は親族で。着物や袈裟、経典なども棺桶に。六文銭は紙に書かれたものを胸元に、杖は利き腕の方に。
出棺の時刻に迎えに来てもらって、親族の男性6人で棺を運びました。
喪主は助手席に乗って一緒に会場へ移動。
出発の時に藁を燃やします。
親族はそれぞれ会場へ移動。なお、車で30分ほどかかります。
近所の方は手配したしたマイクロバスで。
お通夜が始まる前に、お坊さんが戒名を書いた位牌を持ってきてくれます。
お通夜は会場の方の進行で、僧侶入場→お経→喪主・親族・来場者で焼香→お坊さんのお話・退場→喪主の挨拶→閉会です。1時間くらい。
通夜の後は親族で通夜振る舞い、血縁の濃い人は会場に泊まって、その他は帰宅です。
葬儀の日
お坊さんのすすめで10時からと早めに開始です。
会場の方の進行で、僧侶入場→お経→喪主・親族・来場者で焼香→僧侶退場→喪主の挨拶→閉会です。1時間くらい。
棺に近親者、親族と来てくださった方でお花を入れて、棺桶の蓋をして、火葬場へ向けて出棺。喪主は位牌を持って棺桶と一緒の車で移動。もう一人遺影を持った人が別にタクシーで移動。一般の参列者は出棺を見送って終了。親族はマイクロバスで火葬場へ。
火葬前に最後のお経を上げてもらって、焼香して、同唱十念でバイバイです。
一度会場へ戻り、待っている時間で昼食です。葬儀社の方に家に持って帰る以外の籠盛を崩してもらって、親族に配ります。
連絡が来たら、火葬場へ。足の指から頭に向かって、骨を骨壺に入れていきます。最初と最後は喪主が。
親族はこのまま喪主の家に移動。葬儀社の方が祭壇を家に組み上げてくれます。
祭壇の準備ができたら、お坊さんに来ていただいて、初七日の法要まで済ませます。
最後に親族(+お坊さん)での食事で終了です。
その後
満中陰まで、基本7日ごとの法要です。満中陰以外は近所の親族だけで、家にお坊さんに来ていただいて。
満中陰は寺→墓→家で食事で締め。
満中陰までに本位牌の準備ですが、配偶者がすでに亡くなっているので、その位牌で準備を進めます。何代も前から夫婦位牌ですし、配偶者の時にそのつもりで準備していますし。
百箇日、初盆、一周忌、三回忌と続きます。
初盆は満中陰後の初めてのお盆ですので、一周忌より後になる場合もあります。
余談
今回は納骨を満中陰でとしました。
10年前は葬儀の後に喉仏以外を三昧に埋めて、墓標を立て、満中陰では喉仏を墓石に中に。
20年以上前の曾祖父の時は、家でお葬式をして、棺桶を三昧に運んでそのまま埋めました。実家のあたりでは、かなり深く掘りますので、上に乗って踏み抜いてしまうことはありません。
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