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【種の選別】
動画にしました。観てみてね。
すみれも美しい季節になりました。
今日はお米の種の選別作業です。
同時にお湯だけで行う温湯消毒も行います!
その辺りに落ちている枯れ枝を拾ってきて焚き火をしてお湯を沸かします。
こちら↓の種は、【望月】東白川村に伝わる在来種のもち米です。
元々の名前はかっぱもちと言います。
海のような塩水をつくって、浮いてきた種を取り除き、沈んでいる中身の詰まった種を今年の種にしていきます。
種の選別
種を残すために、こうしたことをずっとずっと昔から続けてきて、今のお米やお野菜になっています。
自然界、地球上では常に行われている種の選別。
だけど、こうして人為的に種の選別をしていると毎年考えることがあります。
選別するってすごいことしてるなぁ。。。と。
選別
お米の種の選別をしていると、
ふと、人間も選別されているのかな。と考えたりします。
例えば、
身体や心の強さ、弱さ、繊細さ。
学校の成績、社会での評価、人付き合い。
自分がどんなタイプか、評価、どう思われているかを気にするようになったのは小学校高学年くらいからでした。
そういった結果は高校、大学進学、就職に大きな影響があると思います。
30歳頃までは、そんな子どもの頃の成績を大切に持ち続けて、それによって自分を縛り付けて、自分の世界を狭くしていました。
お金のマインドブロックもすごかった。
どう生きるかを選んではいたけれど、選別されているんだ、生まれながらに決まっていることを変えるのは難しいと考えていました。
選択
最近は、
人間社会は、選別されたりふるいにかけられたりしているのとは違うよなぁと思っています。
学校の成績があるおかげで向き不向きが見つけれたり、世界が広がったり、どんな仕事に就きたいか、社会の中でどんな役に立てるかを選べる環境があります。
そして、社会に出ると多種多様な評価や能力の基準が存在して、
選択肢もとても多いし、学校の勉強関係なく社会で活躍している人はいるし、自分の命題を見つけると人生はより豊かになっていきます。
選別と選択
選別されていると思うか、選択していると思うかは、自分次第だと思うようになりました。
子どものころの家庭環境や学校の成績は確かに影響を及ぼします。
ただ、何歳になっても本当に選択したいものがあれば、そこから頑張ったらどうにかなるものが多い。
もちろんどうにもならないものもあると思います。
私立の中学校に行った友人、医者を目指していた中学校の同級生。
どこの高校に入るかを重要にしていた友人、
彼らに共通するのは、僕とは違い、将来を描いた上で勉強や学校生活を送っていたということ。
自ら選択するか、社会に選別されるか。
それは何歳からでも自分の意思で選択できることだと気づきました。
想うこと
種の選別や自然界の循環とは大きく違う人間世界。
何にでもなれる可能性や選ぶことができる世界。
だからこそ、
どんな世界を残すか、どんな種を残すかをしっかりと選んでいく責任もあるんだろうなと思います。
未来の子どもたちに豊かな選択肢を残すために、
どんな世界に続くのかを考えて、責任ある選択をしていきたいと思います。
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