雑記 20200920 焼き芋と餅撒き
記事に写真を添付することがどうも面倒で、テキストのみの日記になっている。ふと思い出したタイミングで心象風景を記録しておきたいなあと思っていて、これを後で書こうと思ったことは覚えていても、何を書くんだったか忘れているなんてことが多い。
小さいころに住んでいた新興住宅街のメインの通りには欅の木がたくさんあった。秋にはその落ち葉が木の根元に山のように寄せ集められていた。きっと側溝につまらないように近くの人が掃除してくれていたのだろう。
母と袋と塵取りをもって落ち葉を拾いに行き、わんさか拾ったのち、庭で落ち葉を詰んで焚火にし、そのなかにアルミホイルでくるんだサツマイモを入れて焼き芋を作ったことがある。
油断すると落ち葉の中に毛虫がいたものだ。
おおらかな時代だからこそ、できたことかもしれない。庭で焚火をしても怒られなかったもの。
これも秋の風景として覚えているが、住宅街には空地がまだたくさんあって、適当な空き地で犬を散歩させている人もいたし、こどもは適当に入ってススキをつんだり、かくれんぼしたりして遊んでいた。(大人になってみると、その土地にも管理会社がいるのだよなと気が付くのだが)
空地はいつのまにか草木が刈り取られ、木の枠が張りめぐらされ、家が建つ。
あれはどうやって子供たちに情報が巡るのかがわからないままだが、住宅メーカーからの情報なのか、回覧板で共有されるのか、棟上げの餅撒きがあると隣の町内(例えば1丁目だったら2丁目)の子まで自転車で押しかけて、紅白のお餅、五円玉に赤い紐がついた縁起物らしきものなどを拾ったものだ。餅粉だけのお餅じゃなくて、ちょっと柔らかい、そのまま食べても甘いようなお餅をよく覚えている。