ナイーブな人は読まないように!!!他人の話だが、とても虚しく、救いようの無い話を聞いた。

これは40代女性の話だ。
人の話を勝手にするのはどうかと思うが、言い様のない話で、かつ救いも見えない話だから、誰かの足しになるかも知れないと思い、書くことにした。

ある日、突然LINEが来た。昔アルバイトをしていた時に一緒だった、主婦の方だ。
この方は、僕がそこを辞めてからも時折連絡をしてきては、元気にしているかと確認してくる。友達とは思わないし、深い関係ではない。本当にただ一緒のバイト先で、その時だって、同じ時間に働くということは少なかった。

仮にAさんとしよう。
Aさんは結婚もしていて、娘さんがいる。アルバイト先はお菓子屋さんだったのだが、よく娘さんと自転車でお菓子を買いに来ることがあった。
僕ならまず、休日や勤務時間外に自分が働いている場所で買い物をしよう、という気にはならない。不吉な場所のように、近づくのも嫌だ。
ただ、娘さんはまだ幼稚園の年長くらいかで、お菓子屋さんに連れて来るというのは自然だったのだろう。

この娘さんは、実はとても繊細な子で、とても簡単に言うと発達障害だった。
外で嫌な思いをすることが多いのか、人と接することも不慣れだった。こんにちはと言っても、時間をかけて返すのが精一杯で、すぐ母親の後ろに隠れてしまうような子だった。
僕は家庭というものがわからないから、そういうことを観察しながら学ぶことも多かった。その中で、旦那様の話になることもあり、「イケメンだ」という噂にもなっていた。
人の家庭の話をするだけでも馬鹿馬鹿しいのに、巷の人々はそんな話が好きなんだなと、よく思ったものだ。
何度か、旦那様もそのバイト先に来たことがあって、独特な雰囲気だったことを覚えている。

Aさんの旦那様は優しくて穏やかで、とても素敵だ、というような話が聞こえてくることもあった。
でも、そんなことはわからない。何度か旦那様が来られた時、こんにちはと挨拶をする程度だが、

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10分もかからず読める。つまり、なんか読書した気になれます。「気になれる」ということが大切。この世の全ては「錯覚」ですからね。

最低でも、月の半分、つまり「2日に1回」更新します。これはこちらの問題ですが、それくらいのゆとりがあった方が、いろいろ良いかと。 内容とし…

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