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エッセンシャルワーカーの皆様へ、というポスターの話題

二子玉川駅の構内に貼ってあるポスターについて書かれた、Yahoo!ニュースの記事を見ました。

それはコロナ禍における医療従事者、公務員、鉄道職員など、社会インフラ維持のためにテレワークができない職業の人たちを励ます内容、とのことだった。
一応見てみたが、シンプルな絵に「毎日ありがとうございます」と書いてあった。

それのどこに問題があるのか、と疑問を持つだろう。
このYahoo!ニュースの記事は、そのポスターを見た都内で働く40代の女性の言葉にクローズアップしていた。
というのも、その女性は当該ポスターを二子玉川駅で見かけた時、「見下されてバカにされているような気がした」と感じたのだそうだ。

励ます内容を別の意味で捉えてしまう、ということはよくあると思う。
女性曰く、「頑張っているのは、テレワーカー、学生など全ての人であって、エッセンシャルワーカーみたいな言葉を新しく作って、区別するのはどうか。そういう表現が、分断を生んでいるのではないか。」とのことだった。
そして、それに加えて、「これが別の路線の別の駅なら、そういう風には思わなかったかも知れない。毎日出社しなければならない中で、労働者のひがみやコンプレックスかも知れないが、残念な気持ちになった。」という言葉もあった。

Yahoo!ニュースの記事はたまに見まるが、僕がもっとも注意しているのは、記事につくコメントだ。
このコメントが世間の総意とは思わないが、内容によってはけっこうな数のコメントがつくので、「少なくともこういう風に思う人が、これだけの人数いるのか。」というのがわかって面白い。ネットに投稿される意見は偏りがすごいので、それを実際的な問題に応用しようとは思わないが。

コメント欄では、女性に対する否定的な意見が多かった。
「たかが、ポスターの言葉を素直に受け取れないのは、やばいな」というような意見が、ほとんどだったと思う。
「なぜ、人の感謝の言葉に対して、天邪鬼な捉え方をするのか。」
「こういう天邪鬼な人って、教室に一人くらいはいたよね。」と書いている人もいた。

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10分もかからず読める。つまり、なんか読書した気になれます。「気になれる」ということが大切。この世の全ては「錯覚」ですからね。

最低でも、月の半分、つまり「2日に1回」更新します。これはこちらの問題ですが、それくらいのゆとりがあった方が、いろいろ良いかと。 内容とし…

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