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病院で流れる音楽
病院やマンションのロビーなどでは、クラシック音楽が流れていることが多い。
「ここではうるさくしないでくださいよ」、という圧か。
クラシック音楽にリラックス効果があるのは、確かだ。
やかましい交響曲などを除けば、清潔感やリラックスしやすいムードを演出することに長けている曲が、たくさんある。
「クラシックが全部同じに聴こえる」という物凄い難聴の人がいるが(すみません)、そんなわけはない。僕からすれば、そう言う人の意見っていつも同じだなと感じる。聴く気が無いんだと思う。
ただ、同じには聴こえないが、同じような雰囲気の曲なら多数ある。
基本的に、クラシック音楽、特に「古典派」と呼ばれるムーブメント辺りまでは、今で言う「お金持ち」が音楽家に給料を支払って作らせていた物だ。
彼らは城、つまり豪邸に住んでいるので、そこで流れるBGMのような音楽が非常に多い。
ドイツの城で、日本の城に流れているような音楽をかけてもミスマッチだ。よって、どうしてもその国の文化様式、もっと言えば「建築様式」に合った音楽が求められる。
そもそも報酬を支払う側が理解できるような音楽でなければ、「何?これ」と言われるので、「芸術性」が高い音楽、「新しい表現の音楽」を作ったところで、なかなか評価されづらい。
昔の音楽家と聞くと、芸術家というイメージがあるが、実際には雇われているわけで、職人的な仕事に近かったのではないか。
そうなってくると、耳触りが良い、誰にでも理解できる、これと言って新しくもない音楽が、大量に作られることになる。
音楽家も、その中に色々なエッセンスを加えて、なんとか自分達の「創作」を前に進めようと実験するが、やりすぎると「ん?これはなんか新しい感じがあるな」と気づかれてしまう。「そういうのいいから、ほら、みんながお茶しているときに聴けそうな適当なやつ作ってよ」みたいな感じになる。
商業とは言えないが、音楽家として食べているという意味では、今も昔も変わらなかった。
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