実家に帰ると言う感覚がわからない
勝手な想像なのだが、実家に帰るとむしろ疲れるのではないか。
台風のニュースを見て、これなら今回は帰らないでおこう、と考える人もいるのではないか、と思った。
新幹線に乗っていても、途中で停まってしまうかもしれないし、そういった意味で面倒だ。
そこで、「今回は帰らないでおくね」と、実家に連絡を入れる子供世代を頭に浮かべたのだ。
しかし、そんな連絡を入れるのも、なかなかに億劫だ。
孫に会いたい親などを落胆させるのも嫌だし...って、それはそもそも子供があまり実家に帰りたくないタイプの人間の発想か。
いずれにせよ、なぜそうまでした実家に帰ろうとするのかがわからない。
台風が来る前に、早く実家に帰ってゆっくりします、と言っている人がいたが、そもそも実家でゆっくりできるという感覚が不思議だ。
ずっと家族で住んでいるのならわかるが、一度出て行った人間が実家でゆっくりできるものか?
そもそも、出て行ったら、もうそこは自分の家では無い。
今いる家が、自分の家である。
そう思えない家なら、その人は苦労をしている人だろう。離婚なり、独立なりをお勧めする。
実家に行ってゆっくりしに帰るということは、逆に言えば子供に戻って、親に甘えるということだ。
親はいつまでも親、子はいつまでも子という感覚は、どこかに、微かに残るのだろう。
この感覚が、僕には全くわからないわけだから、仕方が無い。
仮に、僕に子供がいたら、「なぜ正月だからと言って、盆だからと言って、戻ってくるんだ?」と思うだろう。
戻るなとは言わない。
しかし、戻ってきたって退屈なだけだし、戻ってこなくて良いよ、と言うだろう。
どうか戻ってこないような子供に育ってほしい。
ここから先は
つきのまどの【つれづれゴニョゴニョ】
最低でも、月の半分、つまり「2日に1回」更新します。これはこちらの問題ですが、それくらいのゆとりがあった方が、いろいろ良いかと。 内容とし…
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?