方向のプラスと水準のプラスを混同させない報道が重要

大企業の景況感がプラスという見出しからは、「水準として景気が良いと判断している」という印象を受ける。前回調査はマイナスだったと聞くと、「3か月前は不況だったっけ?」と思ってしまう。

記事を最後まで注意深く読むと、「上昇」が「下降」より多いという方向の話をしている事がわかるが、見出しだけしか見ない読者も多い事を考えると、ミスリーディングかも知れない。

「大企業の景況感は改善」といった見出しにする方が、読者に親切かも。「正確さ」と「わかりやすさ」の間で悩むのは、物書きの宿命ではあるが・・

https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL12HLL_S7A910C1000000/

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