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自分の専門外のことを勉強しよう

現在、次の会社に入社する前の有休消化期間です(2021年5月22日時点)。

次の会社でのお仕事の準備として、今日はこちらを読みました。2021年31/100冊目。インサイドセールス。

次の会社で具体的にどんなことをやるかは、またの機会にどこかで書きますね。

最近ずいぶんと聞くようになった「インサイドセールス」という言葉ですが、「テレアポと何が違うの?」という理解の方も少なくないと思います。その違いをちゃんと理解させてくれる、いい本でした。

中身としては、インサイドセールスの人が身に着けるべき知識やスキルだけの話ではなくて、なんでインサイドセールスが必要となってきたのか、という環境の変化から、採用・マネジメントのポイントまで、結構幅広く書かれてます。インサイドセールスの人以外でも、商売に絡む人なら広く知っておいていい内容だと思います。

でね、今回思ったのは、「バックオフィスの人間こそ、セールスやPM、エンジニアなどの仕事をしている人たちについての知識をしっかりとつけておくことが大事」ということです。もちろん、逆も然りですね。バックオフィスじゃない人も、バックオフィスの仕事を知ることは、自分の仕事の幅を広げるのにとても効果的です。

僕はLINE社では人材開発の担当でした。いちおう、インハウスで人事をやるのはLINEが初めてで、その前はお客さんを相手にする仕事をしていましたし、たまたまLINEでもセールスやPMの方々と触れ合う機会が多かったので、ある程度は他職種の仕事を理解できていたと思います(エンジニアはあんまり自信ないです)。

このことが、実務上はとっても役に立った実感があります。人事・人材開発の知識はもちろんある程度あるのですが、武器になるのはそこではありませんでした。部門・現場のことを少しでも多くしっていて、相手と同じ言葉で話し、理解することが、信頼の醸成に繋がったんじゃないかなぁ、と思っています(「全然信頼なんてしてなかったぞ」という前職の方いらっしゃったら、すみませんmm)

今回読んだ本も、もし、前職に勤務したままだとしても、セールス部門と相対するときにはとても役に立っただろうと思います。むしろ、人事の知識をつけるよりも効果は高いんじゃないかと。

でも、なかなかこれをやらない傾向にあると思うんですよね、バックオフィスにいるひとたちって。でも、人事はもちろん、社内IT部門、総務、法務、経理も、部門・現場の知識があると全然信頼感が違うんじゃないかと思います。自分の仕事に自信と尊厳を持つことはめちゃくちゃ大事なことですが、自分が提供できる価値を高めるためには、自分の幅を広げることも同様にとても有効ですし、割とコスパがいいと思います。

ということで、「自分の仕事と直接関係のあるインプットしかしてないなぁ」と思い当たったバックオフィスの方。ぜひ、フロント側の知識を深めるためのインプットにも興味を持ってみてください。

あ、「そもそも、自分はどんな価値を世の中に提供していきたいんだっけ?」みたいに思い悩んじゃってる人は、コーチング、受けてみるととてもいいと思いますよ。自分の価値観を見つめたり、その価値観の実現を止めてしまう自分の中の何かに対処したりするのに、コーチングはうってつけです。


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笠岡司/セールスイネーブルメントとコーチング
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