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「やったことないことをやる」が自分の殻を破る

もう1月も後半に入りましたね。2021年も、24分の1が終わりました。今日は1日に例えるなら1時過ぎ。

今日もこちら。2021年8/100冊目。男の子のしつけに悩んだら読む本。

母親向けの本ですが、「男の子ってこうだよね~」とか「母親にはこう見えてるのか」という発見もたくさんあるので、父親もぜひ読んでほしいです。

でね、この本読んでて思ったのは、「人間、ちょっとわかってるつもりのことには変なプライドが出てくるな」ということです。

僕は、曲がりなりにもプロコーチとして、また人材開発の担当者として、いろんな研修の講師として「コミュニケーションや感情を扱うことについては人並み以上の知見があるし、実践できる」と思ってる部分があります。

なので、この本を読んでいて「できないところを叱るんじゃなくて、できたところをほめよう」「男の子はこういうものだと受け入れよう」みたいな話が出てきても、「そりゃそうだよな」と思っちゃうときもあります。(これら自体はとても有効な思考なのでぜひ取り入れてください)

こういう、変なプライドが出てくることって、ありませんか?僕は小さい人間なので、しょっちゅうこういうことがあります。

でもね、そうやって「ここには僕の知ってることしか書いてないな」と思っちゃうと、そこから学べることはなくなっちゃうんですよね。

どんな知識だって、具体のレベルを下げていけば、同じ状況なんてありませんし、そもそも書籍に書かれてる考え方だって、自分の知識と完全に合致することが書いてあることなんてありません。

でも、斜に構えて、それを「抽象度上げれば同じでしょ」くらいに思って学ばないよりも「こういう場面でも使えるのか」「ここでも使えるってことは、○○とも言えるんじゃないか」みたいなことを考えるのでは、受け取るものが全然変わりますよね。

「我以外みな師なり」とか「万物から学ぶ」とかいうじゃないですか。それって、こういう姿勢のことだと思うんです。

じゃあ、そうなるためにはどうしたらいいか。答えのひとつは「やったことないことをやる」だと思ってます。趣味なら楽器演奏、釣り、囲碁、社交ダンスとか。勉強なら、漢文、プログラミングを習うとか。そういった「やったことないこと」をやることで、自分がいかに完璧な人間ではないかを知ることができる。それは辛いことかもしれないけれど、そうすることで、謙虚な気持ちをもつきっかけになる。知らないことがある、と思える。

ひとつの領域で長く仕事をしていれば、もちろん知識も実力もつきます。それはとても大切なこと。でも、そうすることで失っていることも実はたくさんあります。その失ったものが、あなたの成長を阻害しているかもしれません。

「なんだか自分の成長が伸び悩んでいるな」なんて感じている人は、そういうことをやってみていただいてもいいかもしれませんね。

あ、自分ひとりじゃ未知の領域に踏み出せない、って人には、コーチングがおススメです。コーチは、あなた自身よりあなたの可能性を信じて関わります。時には、挑戦を求めることもあります。それが、あなたの枠を壊すきっかけになるかもしれません。


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