Zb 下書き造形のアプローチを変えてみた (Zbrush練習 26)
ブラシが下手ならポリゴンモデリングでいいじゃない。というわけで、前回とはアプローチ方法を変えて髪の下書き造形をしてみた。坊主頭にペイントブラシで直接毛束を「描いていく」作戦。これなら言い訳できない。線ですらかけないってことは、完全にイメージできていないことになるから。
ついでに目なんかも落書きしてみる。毛束感のイメージはだいたい固まった。しかし、なぜ緑と赤にしたのかは、本人もよく分からない。後頭部の絵がもはや謎のクリーチャーにしか見えない。
せっかくなので髪の生え際ラインも描いてみた。マスクをかけてみたら立派な坊主頭に(笑)
こんな感じで、毛束のエリアをマスク&反転し、引き出す方法で立体化してみた。これならば下書きから大きく外れることもないだろう。その後、ブラシで形を整える。マスクが効いているので、他の領域は変形しないのが嬉しい。
なんだかんだで着々と形になる。うむ、テンポがいい。しかし、ツインテールの大きさのバランスがよく分からない。なぜだ?
うなじがなかったからだよ!ツインテール、ポニーテールはうなじがとても大切、と。ツインテールがちょっと小さいね。
というわけで、あっさりと完成、なのか?いいのかこれで?よくわからないけど、これ以上立体にしたいパーツが見つからない。強いて言えばリボンだが、あの単純形状は本番で一発作成しても十分だろう。
これを見るとマクロスFのランカさんにしか見えないね。
ちなみに、髪の稜線を消すとこんなんになる。
後頭部ののっぺり感が半端ない。テクスチャの重要性(笑)でもテクスチャはこれまた手間がかかるから出来るだけ使いたくない。溝や段差で作る影で何とかしたい。今回は下書き造形だからもういじらないけど、本番の造形ではエッジの効いた段差を用意しないとだめっぽいな。
左が前回、右が今回。前回のはブラシをかけただけあって、細部の毛束感がある。今回のは、毛束の大まかな形だけ。前髪の毛の根元の位置関係はもう少し修正したほうがよさそうだ。後頭部の結い位置もちょっと下げて調整したほうがよさそう。
元の絵に近づいているのか遠ざかっているのかよく分からない。見比べてみると、頭頂部の髪のボリューム感が違う。前髪の横毛のRも大きくゆったりにしないと。
見比べながら作るスキルが必要だ。Zbrushのグリッドに絵を表示させる機能があったような気がする。
下書きのない状態からの造形であれば、これはこれで効率的な気もする。立体に直接下書きしてから、それに基づいて引き出して立体化する。アプローチとしてはCADのそれに近い。ある程度凸凹がついたら、ブラシで立体的な位置を整える必要はあるが、大外れがない。作っている途中でコレジャナイ感はでないので、ストレスが少ない。
あとはカーブブラシで本当の毛束を作っていくのだが、う~ん、本当に形になるのだろうか。不安いっぱい。毛先表現をどうしようか……。
(禁酒連続 1日目) (筋トレ累積 40日目)