§端数切捨て

上記のレースにおいてもしも3番の馬が勝てば、その配当は正確には266.6666円で四捨五入でも267円となります。たとえ1円未満切り捨てでも266円となります。しかし、日本中央競馬会においては10円未満切り捨てであり260円の配当となり、これは非常に大きな利益となります。

このレースでいえば、3番の馬が勝った場合の払戻総額は780万円にしかならず、切り捨てによる「余剰金」は20万円。既に20％の利益を確保しながら、さらにオマケとして20万円ももらえる主催者は笑いが止まらないのに、競馬ファンはこれほどに酷い状況の中で「馬券」を購入している。

日本中央競馬会の売上が年間約3兆円とすれば、端数切捨て10円未満による利益は数百億円にのぼるはずである。これは全て根拠のない競馬会による泥棒行為なのであります。