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GAME CHANGE vol.2 -ONE's 阿部清貴氏-

美容ディーラー・ミツイコーポレーション デジタルブランディングの金丸(35)です。
名古屋で生まれ育ち、新卒で2011年にミツイに入社。
5年間営業、6年間ユニットリーダーを務め、2021年に上司も部下もいない新設部署「デジタルブランディング」を静岡本社で立ち上げました。
2023年からは東京支社に身を移し、企画・戦略・社内外のDX推進を行なっております。

美容業界の経営者の為のビジネスメディア、「GAME CHANGE第二弾は神奈川県を中心に29店舗展開する、ONE's・阿部代表が登場!

GAME CHANGE vol.2

美容室以外にも数々の新規事業を次々と立ち上げる”シリアルアントレプレナー"の阿部氏。

阿部氏からは
1.旧友からなる3人共同代表・バックオフィスによるパートナーシップ経営
2.次々に新規事業を立ち上げるシリアルアントレプレナー
3.美容室経営者だからこそできる、美容室の課題を解決するビジネスモデルの構築

3つのGAME CHANGEをお伺いしました。

↑インタビュー動画はコチラ

インタビュー記事

創業5年で29店舗展開、数々の新規事業を開発

ONE'sは2018年12月に創業。
現在は合計店舗数が29店舗。
年商は今年、15億円で着地予定です。

事業としては、美容室を主に展開していきながら周辺のビューティーは「アイラッシュ・ドライスパ・ネイル」を展開。
それとは別に、不動産の仲介会社、ITのシステム開発をする会社、飲食店、内装事業、建設会社、各種営業代行や代理店業も行っています。
最近では、中国との貿易を開始し始めており、インターナショナルの会社を1個つくる方向性で事業プランニングしています。


頑張っている美容師が報われる世界を創りたい

実は僕、一人で美容室を1個創っているんですね。
その時に「頑張っている美容師が報われる世界を創りたい」と思っていました。

美容業界の「文化」と「雰囲気」を変えていきたい。
具体的に挙げると、美容業界の労働環境、美容師の所得改善。
美容師は営業マンとしても優れているので、その先の未来の構築。
どんどん新しいものを作って、変えていきたいという思いが芽生えてきました。
当時抱えていたのは、美容業界に対しての反骨精神でしかなかったかなと思います。

起業のきっかけは、仲間

起業に踏み切ったきっかけは、やっぱり「仲間」じゃないですかね。
仲間の想いを汲んで、実現していきたい。
同じ葛藤とジレンマを持っている人たちと、ただ愚痴の言い合いをしてるだけでは何にも意味がない。
それらを全部背負ってやるには、起業しかないと思って起業をしました。


3人共同代表によるパートナーシップ経営

3人共同代表にした理由は、肩を並べられるなっていう人が二人だったっていうだけなんですよね。
だから「3人にしよう」とか、そういう風に思っていたわけではありません。
一人でやった後に、「目に見える人を自分一人の力では幸せにできない」と思って旧友二人を呼んで、共同経営に変えたのがONE's創業のきっかけです。

共同代表のあり方は、横並びでいれるような状態を目指しており、SDGsにも記載されているパートナーシップ
横のつながりをどんどん作っていくということをめちゃめちゃ必要に感じています。
共同代表という形は、自社内でも”パートナーシップ”の雰囲気をつくりたくて始めたというところです。

3人共同代表それぞれのタイプ

共同代表の個性や役割はそれぞれ違うと思います。
創業当初は役割分担をしていましたが、今は我々が役割を分担するのではなく、我々の次に来る幹部に役割を分担してもらい、運営と経営を行ってもらっています。
現在、3代表はそれら全てをコンサルするという共通の行動を取っております。

それぞれのタイプは、僕はおちゃらけていて、気性が荒くなる時は荒いし、起伏が激しいですね(笑)。
創作意欲があるので、組織の中では新しいものをどんどん創っていくタイプです。

阿部代表のタイプ

代表の鈴木は、僕が創ったものを定着化させるのが得意ですかね。

ONE's 鈴木佳人代表

定着化させて、潰れないモデルにしたりとか肥大化させていくのが得意なタイプです。

鈴木代表のタイプ

代表の吉田は、結構飄々としています。

吉田圭人代表

俯瞰した目線でマネージングをして、補強してくれるタイプです。

吉田代表のタイプ

人間同士のつながりでビジネス発展していく

3人共同代表をやっていて良かったことは、圧倒的に「スピード感」です。
脳みそ3つでやれるので。
後は、それぞれに資金調達ができること。

そして、世の中で最も難しいとされている「人間同士のつながりでビジネス発展していく」ということを自社内で行えること。
そこで、世の理の卵みたいなのを常日頃から味わえるという状態が共同代表の良いところだと思います。

中々上手くいかない人たちもいるのかもしれないですけど、僕はお金が原因ではないかと思います。
お金を抜いてしまえば上手くいかないことは何もないですよ。
喧嘩なんかいっぱいしますし、幼稚園から小学生ぐらいの校庭で遊んでる奴らと一緒ですよ(笑)。
そこにお金が入るから、バトるんじゃないかなと思います。

後は思想が一緒、向かっているゴールが一緒だったら、ルートがどういう風でもいいと思います。
どの道から行こうぜっていう議論はめちゃめちゃいいことだと思うので。
ただ、ゴールが一緒だから絶対にそこに進むんですよ。
だから共同代表は、しっかり思想共有さえできていればうまくいくと思います。


バックオフィスは旧友

バックオフィスには現在、9名在籍しています。
中学・小学校の同級生をどんどん巻き込んでバックオフィスでやってもらっています。
それぞれの分野でスペシャリストのものを持っている人たちだったので、その人たちがガッチャンコしたってところですかね。
そういう奴らが同じ想い、思想で入ってきて、感化されて、同じ道を共にする物語ですかね。

みんな、僕の想いに共感してくれてますね。
やっぱりみんな見たいんですよ、高いところから見る景色を。
それが何なのかっていうのも分かってないけど。

「俺たちは国税をしっかり払って、国税なくそうぜ」
「え、どういうこと?」
「俺はそれを目指してるから、一緒に力を貸してくんない?」みたいな。

最初は何かよく分からないと思われるんですけど、一緒に深堀って話していって、「その景色を一緒に見ようぜ」ってビジョンを共有しています。

本当に心の許せる人達と、ずっと仕事をし続けたい。
何ならそういう人たちと仕事をすることが、最大効果を発揮すると思っています。
信頼できる人をどれだけ増やしていけるのかが、事業拡大の鍵なのかなって思います。


ONE'sのGAME CHANGE

「美容室の為になるビジネスモデルを創ったこと」
美容室を分かっているからこそ必要なカテゴリーの事業を作り、美容室をクライアントに持ち、「美容室の経営を助けるツール」の開発をする、これが僕のGAME CHANGEの第一歩です。

事業開発ができた理由は、「仲間に当たったから」です。
やりたいというか、その事業があるべきだと思ったなら、モノとして実現させることは簡単だと思うんです。
それを上手く継続してやっていくことができるかどうかの方が難しい。
そこからは仲間に救われないと無理なので、コミュニケーションを取って信頼関係も作らないといけない。
それをとりあえず実現する、もう一旦やっただけですよ。

ビジネスをやる上で最も上位に必要なものが、僕は「人」だと思っています。
その、やれる人っていうのをとにかく見つけることが大切。
ルフィがやっていることと同じことをすればいいんじゃないですか(笑)。

阿部氏が描く美容業界の未来

これからの未来は、美容室に必要なインフラ整備をどんどん整えて事業を増やしていきます。
企業の「コスト削減」「効率化」をサポートして、財が貯まる体質をつくる。
「この業界って財が貯まるよね」っていう状態を樹立させることが、僕は第1フェーズだと思っています。

貯まった財を前向きに、美容師に還元する。
そして、美容師の平均年収を最低でも600万円まで持っていく。
そして、この業界を潤す。
そこで培ったビジネススキームを他業種にも転用していく。
他業種にもスキームをどんどん落としていって、しっかりとマーケットの発展を促す。

最終的にそれらを色々勃発させることで、国のマーケットを伸ばしたいんですよね、僕は。
国の経済発展を担える人になる、そういう組織を創る。
ざっくりした未来ビジョンですけど、そんな感じですね。


GAME CHANGEをしたい方へ

「小さな一歩を変える」、そしてそれを「習慣化」することが大事だと思います。
新たなルーティン業務を1個作るだけでも、その人生の中でGAME CHANGEだと思うんですよ。

僕は昔、父に「脱ぎっぱなしの靴を並べてから家に上がる。これぐらい変えてみろ。そうしたらお前、人間が変わるぞ。」って言われたんですよ。
「そんなんで俺の性格が変わるわけねぇ」って思って、すごい訳分かんなくてバカにしてました。
けれど、わりとその一個の動作を変えるっていうことはまぁまぁ大変で、忘れちゃうんです。
それを変えるということをやれた時点で、物事を変えられる人間のベースができるんですよね。

僕は人生に色々困った時に、自分の動作1個を変えるということをちっちゃなことですけどやっているんですよね。
それを定着化させた時に、またちょっと違った景色が見えてきます。

GAME CHANGEって何をしたらいいのか分かんない人も多い気がします。
みんなの想い、不安、不満だったり、課題。
それをまとめて何か1個のものに変えて、解決すること。
僕は、「マーケットインこそ、GAME CHANGE」だと思います。

課題を解決するために応えていく。
それを人力で行うのではなく、より大きいスケールで、同じ想いを持っている人たちと共に解決していくことができるスキームを作れば、それがGAME CHANGEだと思います。

あなたにとって、GAME CHANGEとは?

「これまでの風土や文化に、新たな亀裂を入れること」
まだ目に見えない、人が求めている感情、欲望、不安な気持ちの解決。
人の感情に対して、アプローチできるものを作れること。
それらの集合体である、国や業界に対して必要なものをどんどん用意していくことが僕にとってのGAME CHANGEだと思います。

あなたにとって、GAME CHANGEとは?

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