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社長の熱狂に人が集まる

美容ディーラー・ミツイコーポレーション デジタルブランディングの金丸(34)です。
名古屋で生まれ育ち、新卒で2011年にミツイに入社。
5年間営業、6年間ユニットリーダーを務め、2021年に上司も部下もいない新設部署「デジタルブランディング」を静岡本社で立ち上げました。
2023年からは東京支社に身を移し、企画・戦略・社内外のDX推進を行なっております。

7月25日ポートメッセなごやにて「ビューティーワールドジャパン」が名古屋で初めて開催されました。

beauty world JAPAN NAGOYA

ビューティーワールドジャパン・メインステージで2日目に行われたセミナー「求人に困らないリーダーの視点『Z世代のマネジメント戦略』」のレポートを書かせていただきます。

進行はリクルート/ホットペッパービューティーアカデミー アカデミー長の千葉智之氏。

本セミナーはCHAINONエンターテインメント/代表取締役・坂口貴徳氏が”師・オヤジ”と仰ぐ、NORA/代表取締役・広江一也氏と「若年層から圧倒的支持を集める秘訣」をうかがうセミナー。

NORA様は2007年創業、13店舗を展開し、スタッフ数は150名を超えます。
2023年採用応募者数は100名に対して、30名を採用。
求人難と言われる中でも、若年層から圧倒的な人気を集めます。

CHAINON様は2019年創業、23店舗を展開し、スタッフ数は140名。
2023年採用応募者数は80名に対して、37名を採用。
夫婦二人で創業してから、僅か4年で急成長を遂げています。

若年層から「楽しそう、成長しそう」と思われ、求人が集まる両社の秘訣は、「スタッフがやりたいと言ったことに対して、”NO”はない」と言うルール。

スタッフがやりたいと思い、提案をする
→プラットフォームというスタンスの会社が、スタッフのやりたいことをカタチにする
→スタッフは自分ごとになる

このループが回ると、スタッフは”やらされている”のではなく、自分から積極的に外部に発信するようになります。

両者共通の「NOはない」という衝撃のルールから具体的に話が展開されていきます。

美容師を”タレント”と捉え、自身を従来の管理型ボスではなく”支援型のプロデューサー”という役割にする、独自の”プロダクション型経営”を展開するCHAINON様。

CAINON様求人の秘訣

エンターテインメントが社名のCHAINON様では、”面白い”が広告
新年会や事業提案など面白いことに投資をして外部に発信することにより、「エンターテインメント」の理念に共感した人が集まってきます。

従来の求人の「集める」というやり方ではなく、若手から共感を集めて人が「集まる」設計こそが新時代の求人だと感じました。

次に「Z世代がサロンに求めるもの」をテーマに広江社長がトークをつないでいきます。

NORA様求人の秘訣

広江社長からは「Z世代がサロンに求めるもの」を知るためには、「Z世代とともに成長する」ことを心がけているというお話。

今でも電車で通勤し、週6日オープン→ラスト出勤。
週に4日はスタッフと飲みに行っているそうです。

広江社長は、”ネットフリックスで何を見ているか、どんな漫画を読んでいるか、TikTokはどんなアカウントをフォローしているか”という「Z世代が何に興味があるか」を徹底的に聞きます。

「Z世代がサロンに求めるもの」を知るためには、自社のスタッフとの時間を増やし、生の声を聞き込む、という明快な答えが返ってきました。

セミナーの最後に、坂口社長からは「若い可能性の芽を摘まない」というメッセージ。

「パーマをやりたくない、メンズだけやりたい」というスタッフからの要望にも否定から入るのではなく、まずは声を聞き届ける。
そして、従来のやり方に捉われずに新たな可能性を模索する姿勢はまさにプロデューサーであり、新時代の経営者です。

広江社長からは「社長の熱狂に人が集まる」というメッセージ。

美容業界は人材が資本の業界なので、人の気持ちを考慮しない仕組み化頼っていては限界が訪れる。

広江社長自身、求人で困っていたときは美容師が集まるイベントの会場の入り口で一人一人声をかけて頭を下げていたと言います。

求人も教育も、人対人。
最終的には、自分の時間を使って、自分の足を運び、時には頭を下げる”ドブ板営業”の大切さに改めて気づきました。


坂口社長のお話を聞いて改めて時代が変わり、新時代に突入していることを再認識しました。

そして、坂口社長が師と仰ぐ広江社長のお話を初めて聞くことができて、本当に貴重な経験となりました。

セミナーを受講して雷が走るような衝撃を受けたのは坂口社長以来です。

「チームは、リーダーの器以上に育たない。」
広江社長から「社長の熱狂に人は集まる」という言葉を聞いて、大共感をしてこの言葉を思い出しました。

だからこそリーダーは自身が足を使って情報を集め、常に自身をアップデートさせてなければいけない。

自分が常に熱狂していこう。

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