韓国出張レポート
5月15〜17日に、ウッディチキンの「韓国セミナー&交換留学ツアー」に参加させて頂きました。
<3日目>
帰国
というツアー内容でした。
韓国に行くのは10年振り2回目。
10年前とは全く違う韓国について感じたこと・学びを書かせていただきます。
①車
とにかく車の量が多い。
その車の量は、1日に何件も事故を見るほど。
車の多さからも街全体の活気を感じますし、何より高級車が多かったです。
街を走るのはベンツ・BMWクラスではなく、ベントレー・ポルシェクラス。
日本では滅多に見ない高級車を多く見かけました。
車からも経済成長の勢いを感じました。
②街
僕が訪れたのは韓国の原宿こと「明洞」と、韓国の六本木こと「江南」。
どちらもとにかく人が多い。
そして、観光目的の欧米人が多かったことも10年前との大きな違いです。
江南は夜10時を過ぎても多くの人が歩いており、見渡す限りの高層ビルや煌びやかなブティック。
歩いているだけで経済成長を感じました。
③人
10年前の韓国では正直なところ、日本人をターゲットにした商売が盛んでした。
正規料金ではないタクシー。
日本人価格に設定されたお土産屋。
スーパーコピー店への強引な呼び込み。
しかし、今はもう見る影もありません。
タクシーはいつでも日本と同じ価格設定ですし、強引な呼び込みをしていた人もいません。
街は綺麗で、人も穏やか。
これはきっと、観光が大きな資源を占めていた10年前に比べ、経済が成長して余裕ができたからではないかと感じました。
④物価
10年前は物価が安く、韓国で物が安く変える時代でした。
今は韓国との物価格差はほぼなくなっています。
世界中どこにでもあるアディダスでTシャツを買ったところ、日本円換算で6,000円。
ホテルに戻ってネットで検索したところ、同じTシャツが日本版オフィシャルサイトでは3,800円でした。
⑤美容室の価格
僕たちがベンチマーキングした美容室の価格は
カット:6,000円〜
カラー:2万円〜
トリートメント:2万円〜
ヘッドスパ:2万円〜
一軒しか訪れていないので比較できませんが、このお店に多くのお客様がいたことからも美容室における価格差もなくなってきています。
むしろ、日本よりも高価格なお店が多いのかもしれません。
⑥美容師の働き方
韓国では個人事業主として働く美容師さんが増えていると言います。
予約の空いた時間には店内で音楽を聞きながら、パソコンを触っている美容師さんもいました。
それだけ、働き方が自由になってきています。
⑦SNS
韓国の美容師さんもSNSはInstagramを使っていることは共通しています。
韓国語と日本語で言葉が通じない中、インスタ交換が最初の挨拶になります。
フォロワー数に価値があることは韓国でも変わりませんでした。
⑧日本の見え方
最後に言葉を選ばずに言うと、韓国における日本・日本人の存在価値が10年前より低くなっているように感じました。
10年前は隣国から観光に来て多くのお金を消費してくれる日本人は大切な経済資源だったと思います。
今は「エンターテイメント大国」と呼ばれ、世界で活躍するアーティストが多くいる韓国には欧米の人も多く観光に来ています。
韓国にとって日本人は特別な存在ではなくなってきています。
多くの日本の美容師さんがセミナーをして、注目されていた中国。
中国の方に「日本の美容業界はどう見えてますか?」という質問をすると言葉を慎重に選びながら
「今、中国の美容師さんは日本ではなく、韓国に注目しております」という答えが返ってきました。
寂しい気持ちもありますが、これが現実です。
日本は世界における現在の立ち位置をしっかりと受け止めること。
そして、他国に対してリスペクトする気持ちを持つことが大切です。
今回のツアーで多くのことを学ばせて頂き、言葉通りカルチャーショックも受けました。
そして、次に自分がやるべきことも明確になりましたのでまた改めて挑戦していきます。