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友達が西表島に遊びにきた3泊4日(後半に画像あり)

※この記事は文字がたくさんなので、先にもくじから画像を見ることをおすすめしたいと思います。




西表島に友達が遊びに来ました。

今回で3人目の友達来島で、今回はぼくに会いにきたと言ってくれた彼のために、西表島3泊4日の滞在プランを立てさせもらいました。

まずは予約から
実はホテルの予約は自社が安いとは限らないのです。その理由はOTAと言われる『じゃらん』や『一休』などの旅行会社がキャンペーンをやって安くなったりするからです。

3連泊とかになると『3連泊割り!』みたいなプランが生まれてけっこうお得になったりします。今回は素泊りプランで1泊1万ちょいという価格でした。

この価格は、現在の東京のビジホよりも安かったりします。(だから星野と言ってビビることないぞ)

西表島での醍醐味は、アクティビティツアーに行くことになるので、事前にツアーを予約してから来島することをおすすめしました。観光目的だとけっこうなんもないので、ツアーに行かないとなると「何もしない」と振り切ることで自分の期待値を上回れます。


今回は彼が行きたいツアーを元にプランを組んでもらったのですが、すぐにアレンジさせてもらいました。

彼が提案してくれたツアーは、調べたらすぐ出てくるような観光者向けのツアーで、そういうのって必ずしもおすすめできないものもあるんです。

観光者向けのツアーだからかなんかビジネスっぽくて、なんかパッとしないんですよね。ツアー会社には失礼かもですが「これやっとけばいいっしょ」感が伝わっちゃうんです。中には顧客思考が強すぎて、ツアー中に植物を切ってしまったりする業者もいます。お客様のために、西表島の自然を壊してしまうのはいかがなものでしょうか。

だからこそおすすめしたいツアー会社は西表島をこよなく愛してるツアーガイドさんのツアーなのです。

また、そういったツアーガイドさんは現地の口コミでしか出会えないものだったりします。もし興味があれば直接メッセージください。

そして、下記のように時間は流れていきました。

1日目 移動

この日は北風がやや強く、ホテルに近い石垣港から上原港は行きの船は欠航。西表島に行くには西表島の大原港という港に行かなくてはなりませんでした。

大原港はホテルまで1時間ほどバスに乗車していただかないといけないので、人によっては退屈してしまったり、めんどくさいと思う人もいるかもしれません。

でも、移動が好きなぼくみたいな人からすると、西表島を1時間ドライブできることになるので、むしろラッキーと思えます。

海を見たり、さとうきび畑を見たり、飼われてるヤギを見たり、天然記念物のカンムリワシまで見れしちゃったりして、外の眺めを楽しむことができます。

イリオモテヤマネコの遭遇率は在住してるぼくらでも滅多に見れないので期待値は薄いですが0ということはありません。目を凝らして外を見ていると出会えるかもしれないのです。

そうしてようやくホテルについたら、時刻は16:00。17:10に最初のツアー『夕暮れSUP』からはじまります。

ホテルは西表島の西に面し、敷地内から海に出ると夕陽を見ることができます。『夕暮れSUP』は、そんな景色を海の水面から見ることができるのです。

この日はツアー終盤にスコールに見舞われました。でもSUPは元々濡れてしまうツアーだし、西表島のスコールを傘なしで体験できてむしろ貴重な体験になったみたいです。

19:00からはホテルビュッフェ。食のテーマが西表島だったこの日は、オープンキッチンでスペアリブとガザミ汁を堪能。他にもジーマミー豆腐やソーキ煮など、沖縄料理を楽しみながら8種類の泡盛をテイスティングして、レストラン終了時刻まで楽しい食時間を過ごしました。

2日目 マヤグスクの滝ツアー

この日友達は予約状況によってツアーの日程が前後してしまい、ハード目のツアーに参加。

目標はマヤグスクの滝。西表島で最難関と言われるこの滝は、方言で「ヤマネコの城」という意味。マヤはネコ、グスクは城という意味なのです。

そんなヤマネコの城は西表島の奥地にあります。まずは日本一の川である浦内川をボートで進みます。何が日本一かというと、魚の種類。なんと400種類以上の魚が生息されていると言われます。その理由はこの川の下流のほとんどが汽水域といわれ、海の水が上がってくる場所にあるからです。

川には海で見られるタイやアジがいて、それだけでなく、サメなんかも入ってくるそうで、さまざまな魚が海からやってくる川なのです。

浦内川奥地の桟橋からトレッキングを開始し、30分ほどいったところでマリユドゥの滝、さらに奥にカンピレーの滝が見えてきます。

この滝はいわゆる滝というよりも、幅が広く、キャニオリングができそうな落差があまりない滝です。

ジャングルから一度抜け、川が見えてくるその場所は岩の塊が広がっているために辺りが開けています。またアオスジアゲハという青い蝶が川のミネラルを取りにたくさんいて、とても幻想的な景色に見えます。

そこから過酷なマヤグスクのトレッキングの始まり。往復なんと6時間のトレッキングで、高低差はあまりないもののジャングルの中をひたすら歩き続けます。

意外にも西表島は猿や熊はいません。人間にとって比較的安心できる生態系で、食物連鎖の頂点はイリオモテヤマネコです。生態系のトップであるイリオモテヤマネコは人を襲うことはありませんので、人間は安心してネイチャーツアーを楽しめるのです。

少し厄介なのが、大量のヒル。フェルトブーツという沢歩き用のブーツを履いてても、長めの靴下を履いてても、隙間を縫って地面から侵入してきます。

とてもイヤなやつですが、虫除けスプレーに弱く、ヒルに直接スプレーするところっと取れるので安心。ぜひ小さい容器に入れ替えてもっていってください。

ようやくのことで辿り着いたマヤグスクの滝は圧巻です。ここまで歩いてきてよかったー!と思えるくらいに、ドンと待ち構えているのです。

大量の水量と、人工物かと思うほど美しい滝の形に感動します。

マヤグスクの滝は登ることもでき、頂上の景色もとても素晴らしいものです。

ガイドさんはここでお昼の準備をしてくれて、滝の水を汲んで八重山そばを提供。出汁が効いてて最高に沁みます。島とうがらしに泡盛を漬け込んだ調味料、コーレーグースをアクセントに汁を最後まで堪能できちゃいます。

大人になってから水遊びなんかしたことなかったけど、ここは大人だけの水遊び場。自然の水に流されてみたり、水面を無意味に蹴飛ばしたり、子供心がくすぐられます。

帰りは同じ道を辿るのですが、行きよりもサクッと帰れちゃいます。

帰ってからはご飯!
2日目の夕飯場所はホテル外部の居酒屋、里主さん。

ホテルから離れたところにありますが、予約をしておけばホテルまで送迎をしてくれます。

前日に覚えた泡盛『八重泉』をボトルで頼んで水割りで嗜みました。
お酒のお供にはホテルビュッフェにはなかった、ゆし豆腐、ジーマミー豆腐の揚げ出し、島フルーツのサラダ、猪骨ラーメン。

西表島では猪猟があり、猪を食べる文化があります。猪の肉は食べることができませんでしたが、猪骨ラーメンは濃厚で最高でした。

3人でボトルを空け、ほろ酔いで帰りました。

3日目 シュノーケル、カヤックツアー


今日はシュノーケルとカヤックに挑戦。シュノーケルはバラス島、カヤックはピナイサーラの滝が目標です。

バラス島は珊瑚でできた島です。干潮のときにだけ現れるその島は、真っ白で不思議な雰囲気があります。

周辺の魚たちと泳いでいると、ウミガメにも出会うことができました。

ピナイサーラの滝はリバーカヤックで、マングローブの中を進みます。普段見ることのできない亜熱帯の景色に、冒険に行くようなワクワク感があります。

ピナイサーラの滝は沖縄県でいちばん落差がある滝。高さは55mもあるのだそう。ここの滝壺でもまた水遊び。岩の上からダイブしたりして遊ぶことができます。

帰ってきたらすぐに夕食。

3日はホテルから徒歩5分のキッチンイナバさん。同僚を誘って、6人でご飯を食べました。

友達と友達を合わせるのはとてもワクワクします。初対面での会話でも興味深い話題が広がり、みんなの思考を刺激し合いました。

途中で三線ライブがあったり、みんなでデザートを食べたりと、とても楽しい時間になりました。

最終日

6:30からはじまるマングローブストレッチで体を伸ばしました。砂浜で裸足になり、波の音や海の風を感じ、自然と一体化しました。

旅行の最後はショップで名産の黒糖お菓子を買って帰路につくのでした。


3泊4日の旅ではあっという間に過ぎ去りました。大自然を相手にすると子供心が曝け出し、感性が研ぎ澄まされます。

そんな中でおいしいご飯を囲い、交わした会話は和気藹々と刺激的な話題ばかりなのでした。

【画像一覧】

いつしかiPhoneでの撮影は、インスタのストーリー用になったからか縦で撮るようになってますね。
と、この記事に画像を載せていて気付くのでした。

おわり

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