空き家リノベ10日目:「トーシロによる漆喰塗on the 外壁」
ひょんなことからタダで空き家を手に入れたぼく。
前回に引き続き、壁に空いた穴を塞いだり、伸びきった邪魔な草木をチェーンソーでウィンウィンしたり、その他もろもろの細かい作業を粛々と行っておりましたので、更新に時間がかかりました。
その作業風景も個別にnoteにできればよかったんですが、あまりにも絵面がジミ、かつ、何をやっているのかわかりにくいのでダイジェストでどうぞ。
Before(向こうの方に見えている隙間に注目)
作業(防水紙を敷き、木片でふたをする)
After
(上部に空いている穴は……また塞ぎます…。)
チェーンソーを振り回す男、on30日の土曜日。
では、本日の本題であります漆喰塗、やっていきます。
漆喰壁を選んだわけとは?
と、自分で書いておきながら、漆喰壁でなければならなかった理由は特にありません。
しいて言うならば、
・デザイン(和風なイメージ+白がよかった)
・安かったから(20kg:2000円)
・塗りがおもしろそうだったから
・頑丈そうだったから
・雨に濡れても大丈夫そうなやつだったから
という感じですかね。いや、まぁちゃんと調べましたよ。漆喰には
・防火性(漆喰は火がつかない)とか
・防音性(音が漏れにくい)とか
・湿度調整(漆喰は呼吸をするように伸縮する)、
・脱臭効果
があるらしいですね。これも漆喰を選んだ要因には「もちろん」なっています。まぁ漆喰は壁材として5000年以上の歴史があるっぽいので大丈夫だろうと。
ということで使うのはサタケ工業の「富士かべ」。
ゆとり世代のトーシロDIY野郎には、本当は
のような、最初から練られているタイプの漆喰がお似合いらしいのですが、なんせ金がない。上は20kg2000円、下は18kg13662円…。買える分けなかでしょうが!
下地作りは「木摺(きずり)」で
さっそく塗っていきたいところですが、その前に漆喰壁にするにはどうやら下地の準備が必要らしい。ということで検索してみると、いろいろなやり方が出てきましたが、主に2種類。
壁→防水紙(透湿防水シートorアスファルトフェルト)→ラス網→漆喰
壁→防水紙(透湿防水シートorアスファルトフェルト)→木摺→漆喰
ラス網も木摺も漆喰が壁に引っ付きやすく、つまり、はがれにくくするためのものなので(おそらく)どちらでもよく、ラス網はホームセンターで1m×2mで100円前後と大変安かったためにこっちにしようかと思ったのですが、僕の家は雨がうまく流れるよう、外壁が重なり合っている構造になっているため、(こんな感じの壁)
そもそも外壁がまっすぐではないということから、なくなく木摺を貼ることにしたのです。
施工したものがこちら。
クソまばら!
一枚の合板を丸鋸でまっすぐ切ったつもりでしたが、歪みが半端ない。とまぁ歪みがある分には正直、木摺に関してはそんなに重要ではないのですが、一番の問題は隙間が広すぎた!ということです。特に下の方。
この隙間は漆喰が入り込んで固まることによって剥がれにくくする、というのを目的にしていますが、隙間が広すぎて隙間に大量の漆喰が入り込むと、重みによって隙間に入り込んだ漆喰がドロドロとあふれ出てくるんですよね。これ本当に手間が焼けます。やめましょう。
大体6mm~9mmくらいがいいんでしたっけね。とにかく隙間はあまりないほうがいいです。
練りはやっぱりきつい!けど言うほどじゃないかなぁ
上記した「うまーくヌレール」のように既に練ってある漆喰を使うためのふれこみとして、よく書かれている「素人にはうまくかき混ぜることができないから、こちらのような練漆喰を使いましょう!」というものですが、結果的に言えば、「15分~30分くらいの間、混ぜることに労力を使いたくない人」にはお勧めだと思います。
いや、もちろんきついんですけどね。漆喰の中には塊になった麻の繊維が入っており、それが水を吸いづらく、上のようにダマになってしまうので、それをほぐすのに時間と腕力が必要となるかんじですね。
それでも、まぁ交代交代で15分~30分も混ぜればそれなりに使えるものになるので、余裕がある方のみ練漆喰を使えばいいんじゃないでしょうかね。
施工はこんな感じ。さきほど言ったように隙間が広いところはそれだけ多くの漆喰を塗りこまなければならず、しかも硬さが一般的な泥くらいなので、時間がたつとドロドロと流れ出てしまいこのようになります。
最終的にはこんな感じ。1,2時間ほど放置すると、ドロドロというよりはベタベタという感じになりますので、ここで凹凸のある部分や穴の開いた部分を上から付け足し、金ゴテできれいに慣らします。
これが初塗ですので、時間が経ってから上からもう一度、二度、重ね塗りをする予定です。塗をした次の日、感触を確認しに行ったのですが、完全に固まっていました。が、ちょっと軽い感じ。もともとの外壁が老朽化によりペコペコしてたというのもありますが、漆喰の上からでもそのペコペコを感じられるような軽さでした。
明日は大雨らしいのでちょっと心配ですが、大雨で流れてしまうようであれば外壁に漆喰は合わないと割り切って、漆喰はあきらめます。
ちなみに漆喰を外壁で使用するときには漆喰用油(植物性油)を使用することにより水に強い漆喰壁を作ることができるようですが、もちろん使用しています。
耐えてくれ!漆喰壁よ!!
・本日使ったお金=13,800円(漆喰、金ゴテ×3、合板×3、着色用ニス、ビス等)。
・本日までに使ったお金=合計26,450円。
今月中に仕上がればいいなー。
屋根どうしよー。
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