会社という実態のないもの、地域という実体のないもの。
新R25に『「会社」を信頼してはいけない。サイボウズ社長が学生の悩みや疑問に答えてきた』という記事があって、その中でサイボウズの社長さんが上のようなことを言っていた。
「会社」という実態がないもの。
これ「地域」にもそのまま当てはまるんだと思うんですよね。
地域という実態のないものを盛り上げたり、活性化させたり、興してみたりって、結局実態がないから成果もでないし、成果がでないから面白くない。
先日、ある会合に講師としてお呼びいただき、まちづくりを一生懸命やってこられている方々の前で、
こんな資料を使って喋らせていただきました。
個を殺して会社のために尽くす人のことを「社畜」といいますが、
これまでのまちづくりや地域活性化も同じように、個を殺して地域のために尽くす、いわゆる「地蓄」を育てるやり方で、なんとか地域を存続させてきたところが多いように思う。
会社に尽くすことが正義!
地域に尽くすことが正義!
地域おこしという言葉がどうも胡散臭く、面白くないのは、伝統とか文化とか、地域のために!という言葉を盾にして「地蓄」になることを前提に話が進むからだと思っている。
これに関しては、ちょうど一年前に書いた「地域のために」なんて言葉じゃ騙せない時代です。という記事で既に言っていることだけど、一年経ってもやっぱり、
「地域のために」という呪文で個を殺して、地域活動を強制しようとする人、
あるいは
「地域のために」という呪文の効果が切れかかって、住民を操れなくなってきた人、
が多いなーと思っている今日このごろです。
来月、高校生を相手に講演をさせていただける機会をいただき、やっぱり僕は
「地域のために~しなければならない」という後ろ向きでクソ面白くない義務の話
よりも、
「地域を使って~できる」という面白くて、ワクワクする権利の話
について伝えたいなーと考えて資料を作成中。
だからこそ、まずは自分がワクワクしてなきゃいけないなーと思って、今よりもさらに面白そうなことを探しながら、日々邁進しています。
最近一番ワクワクしたのは、自分がデザインしたものが形になり、お店がお店らしく、場所が場所らしくなってきたこと。
そして、今週から金曜夜19:00-23:00で新しい場所を作る実験がスタートしていくということにワクワクしています。
週末の夜にちょっとコーヒーでも飲みながらゆっくりするのもよし。
友達や大事な人とお酒を飲みながらしっぽりするのもよし。
新しい挑戦の場として、ここを活用したい!という方は、僕に会いに行くというものよし。
個を殺さず、逆に個を活かすことで、田舎を楽しい場所にしていくつもりです。
ぜひぜひ、お時間ある方はお立ち寄りください。
(土日10:30-17:00も空いてます!)
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