政治（法律）講座ⅴ797-2「ルフィの正体判明。生涯収入と犯罪収益金の比較」
犯罪を人生の生涯収入と犯罪の費用対効果で考えた時には割に合わないことがわかる。
「学校卒業後フルタイムの正社員を続けた場合の60歳までの生涯賃金（退職金を含めない）」の男性の生涯年収は、大学・大学院卒では2億7,000万円、高校卒では約2億1,000万円。同条件の女性の生涯年収は、大学・大学院卒では2億2,000万円、高校卒では約1億5,000万円でした。
さて、彼ら容疑者がまじめに働いて手にする金（三億円）と強盗で得た金（分け前100万円）とどちらが得であるか、一目瞭然であろう。
人生を棒に振っていることが、算数に弱い人でも分かることである。
今回は強盗殺人であり、最も罪が重い。刑法60条共同正犯、61条教唆、法律の条文に照らすと殺人の実行犯以外にも正犯として罰せられる。
指示役「ルフィ」には教唆した者として正犯として罰せられるのである。
しかも、殺人を犯しているので時効がない。永遠に日本警察に追いかけられて安住の地はないのである。生活苦でやむなく犯罪を犯した者に自首をすすめる。
案の定、予想の通り、首謀者（教唆者）はマニラで拘束されて、強制送還されてくるとの報道記事がでた。今回はその記事を紹介する。
皇紀2683年1月28日
さいたま市桜区
政治研究者 田村 司
指示役「ルフィ」マニラで拘束中 入管収容施設に、別の日本人も
共同通信社 - 11 分前
【マニラ共同】日本各地で相次ぐ強盗事件で、交流サイト（SNS）を通じて実行役に指示していた「ルフィ」と名乗る人物が、フィリピンの首都マニラにある入国管理局の収容施設で拘束されている日本人であることが27日、分かった。レムリヤ法相が共同通信に明らかにした。
犯行グループに加わっているとされるもう1人の日本人も同施設で拘束中で、この人物については書類などが整い次第、日本に強制送還すると説明した。
「粛清されるかも」 容疑者が恐れる「ルフィ」 名前も使い分け?
朝日新聞社 -
東京都稲城市で昨年10月に発生した強盗致傷事件の指示が「ルフィ」や「キム」を名乗る人物から送られ、発信元の電話の国番号が、フィリピンに割り振られている「63」だったことが、警視庁への取材でわかった。ほかに「ミツハシ」と名乗って送られた指示もあったが、警視庁は同じ人物が複数の名前を使い分けていた可能性もあるとみている。
同庁によると、稲城市の事件で逮捕された23～37歳の男7人は、互いに氏名もわからない関係だった。容疑者らは調べに対し、事件に加わった理由について「SNSで見つけた」「地元の先輩から引き継いだ」などと話しているという。「借金返済やギャンブルのために金がほしかった」と説明する容疑者もいた。
容疑者の供述や押収した携帯電話の解析結果から、事件の指示役としてルフィ、キム、ミツハシと三つの名前が浮上した。もっとも多く使われていたのがルフィだった。ある容疑者は「警察に捕まった時は黙秘するという契約だった。話をするとルフィに粛清されるかもしれない」と話し、キムについても「『強盗に行くときは殺してもいい』と平気で言う」と証言したという。
一方、「ルフィが『俺がミツハシだ』と話すこともあった」と供述する容疑者もいるといい、警視庁は詳しい指示系統の解明を進めている。
事件は昨年10月20日に発生。宅配業者を装った男らが住宅に押し入り、住人に暴行を加えた上で現金約3500万円と金塊など約140点（計約860万円相当）を奪って逃走したとされる。警察当局は、この事件のほかにも、東京都狛江市の強盗殺人事件など複数の事件で「ルフィ」と名乗る人物が関与した疑いがあるとみている。
参考文献・参考資料
指示役「ルフィ」マニラで拘束中 入管収容施設に、別の日本人も (msn.com)
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